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2009年05月17日 04:59
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朴正煕大統領へのわいろ
「さあ、この100万ドルはもう私のお金です。早速このお金分の銃を持って来るように!」
デービッド・シムソン(元マクドナルド・ダグラス社ㅡ重役)
 
韓国のベトナム戦参戦で、疎遠だったアメリカとの関係が再び友好的になり、韓国は若者たちの命を奉げる代価で多くの国民を養えるだけの支援を米国から移転されることになる。その支援の一つが「M-16自動小銃」だった。
 
韓国が使う武器は、単発式のカービン小銃で、M-16とは比較もできない、それこそ玩具と同じ水準の武器だったし、我々はそのような武器を持って南北対峙状況を耐え抜かなければならなかった。韓国が、ベトナム戦に軍を派兵する条件で得られた「M-16」の製造・輸出業者はマクドナルド・ダグラス社であった。
 
米国政府の支援を受けて韓国への輸出件を獲得した後、韓国を訪問したマクドナルド・ダグラス社の重役は、彼らの武器を輸入する国家を訪問し,儀礼的な謝礼をすることになる。
 
マクドナルド・ダグラス社ㅡ重役の証言
<夏だったと思い出す。それもあまりにも熱かった夏だったことを記憶する。私は(マクドナルド・ダグラス社の重役)、大統領の秘書官の案内を受け、朴正煕の執務室へ行った。そして、秘書官が開いてくれたドアの向うの執務室の光景は私の目を疑うようにした。
大きな机の上にごちゃごちゃに置かれた書類の山の中、自分の体より何倍は大きく見える机に座って、片手では何か熱心に書き、残った手で、扇子をあおぎ、熱い室温を凌いでいた人を見た。
一国の大統領の姿だとは全く信じられないほどだった。いくら貧しい国ではあっても、到底大統領だと見られないほどだった。しかし、首を上げて私を眺める彼の目を見た時、その時今までの矛盾が私の中から消えるのが感じられました。彼は、お客さんが来たのに気付き、礼儀を示すため、服掛けから洋服の上着を着ていた。私はその時になってやっと彼が下着の恰好で執務していたことが分かった。
「閣下! アメリカのマクドナルド社から来たデービッド・シムソン氏です。」
秘書が私を紹介するに合わせて、私は立ち上がって大統領に礼を表した。
「遠方からいらしてご苦労だったでしょう。座りましょう。」
真夏の暑さのせいか、生まれて初めて感じる緊張のせいなのか、私は無意識的に堅く結んだネクタイのほうを触っていた。
「ああ、私が欠礼したようです。私一人が使うこの広い部屋で、それも油一滴も出ない国で、エアコンを付けるのは、大きな浪費のように思われてですね。私はこの扇一つあれば、十分です。この熱い日差しの下で日焼けしながら働く国民に比較すれば私は神仙の遊びでしょう。」
「おい、秘書官! お客さんが来られたから、ちょっとの間、エアコンをつけてはどうかな?」
私はその時始めて、いわゆる一国の大統領の執務室にそのありふれたエアコンの風も吹かないということが分かった。そして、今まで私が会ってみたあらゆる後進国の大統領たちとは何か違う人であることが分かった。だからだろうか…私は彼の話にまともに答えられない程小さくなるのを感じられた。
「あっつ、はい。閣下!」
秘書官がエアコンを作動してから、私は大統領と訪問目的に対して話ができた。予定通りに私は、私が韓国を訪問した目的を彼に話した。
「閣下、今回韓国が私どものM-16小銃の輸入を決定されたことに対して感謝申し上げます。これが韓国の国家防衛に大いに役に立てばと思います。そして、これは私たちの小さな誠意…」
私は準備してきた小切手の入った封筒を彼の前に差し出した。
「これ、何ですか?」
彼(朴正煕大統領)は封筒を持ち、その内容を確かめた。
「フーム。100万ドルだと。私の給料では3代を働いても触られない巨額ね。」
冷たく感じられた彼の顔に笑みが浮かんだ。私は、彼もやはり私が会ってみた他の人々と全く差のない人であることが分かって、失望感を隠せなかった。そして、その失望から初めて彼に感じたなぜか知らなかった感じが大きく動揺していることを感じた。
「閣下! このお金は我が社の誠意です。ですから、何卒…」
大統領は微笑みじっと目をとじた。そして私に言った。
「一つだけお訊きしましょう。」
「はい、閣下!」
「このお金を本当に私にくれるの?」
「閣下、そうです。」
「代わりに条件がある。」
「はい、おっしゃって下さい。閣下!」
彼は小切手の入った封筒を私に差し出した。そして、返された封筒を見て怪訝な顔の私に向かって彼が話した。
「さあ、このお金100万ドルはもう私のお金です。私のお金だから、私のお金を持ってあなたの会社と取り引きをしたい。今直ちにこのお金の価値ほどの銃を持ってきてほしい。私はお金よりは銃で貰ってほしいが、あなたがそのようにしてくれると信じます。」
私はなぜか分からない怪訝さで目が大きく開いた。
「あなたが私にくれたこの100万ドルは、私のお金でも、かと言ってあなたお金でもありませんよ。このお金は、今、私の兄弟、私の子供らが千里他郷で、そして遠くベトナムで血を流しながら戦っているわが息子たちの汗と血と換えたものです。そのようなお金をどうして一国のお父さんとして私の腹を肥やすのに使用できるでしょうか。」
「このお金は持って帰りなさい。代わりに、このお金分の銃を私たちによこしてよ。」
私は勇気を得るようになった。そして、私は立ち上がって彼に言った。
「はい、分かりました! 閣下。必ず100万ドルの小銃を追加でお送りします。」
その時、私は直ぐ前とは全く違う彼の微笑みを見た。一国の大統領でない、一人のお父さんの微笑みを。そのように、彼にとっては韓国の国民が自分の兄弟たちであり、子供たちであることを感じた。見送る秘書官の案内を受けて執務室をもう一度振り返った私の目には、再び洋服の上着を脱ぎながら、静かに自らエアコンを消す、小さいがあまりにも大きく見える真の一国の大統領が見えた。私は見慣れない国の大統領になぜか分からない尊敬心を感じるようになった。>
 
=当時ダグラス・マクドナルド社の重役/デービッド・シムソンの証言
 
www.chogabje.com 2009-05-06 15:41
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