趙甲済
昨日(3月26日)、李明博大統領との午餐の時、WBC韓国チームのある選手は、「兵役免除という恩恵が与えられれば、もっと熱心にやります」という趣旨の建議をした。今日、ある外交官出身が私に電話をかけて、シンガポールの兵役実態を紹介してくれた。
人口が約350万人の都市国家のシンガポールは、イスラエルに似た国防制度を維持する。国民総生産で国防費が占める比重は約6%で韓国の二倍であり、イスラエルの半分だ。現役は、職業軍人が3万2700人、義務兵が3万9800人で合わせて約7万人だ。人口比例から言えば、韓国は100万(今は70万)の兵力を維持せねばならない計算だ。
国民皆兵制である。18歳になると軍隊に徴集されるが、延期はできない。重病者でない限り誰も入隊する。兵役関連の特典はない。はなはだしくは、永住権を持つ外国人も軍隊に行かなければならない。訓練期間は3ヶ月だ。スポーツ選手に与えられる特典は訓練期間の短縮だ。太っちょは訓練期間を長くする。除隊した以後も予備軍に編入され、50歳(将校)や40歳(兵士)まで毎年40日間召集される。30万人を超える予備軍がある。
シンガポール政府は、軍隊服務をしなかった人は公務員に採用しない。シンガポール軍隊は、1960年代後半にイスラエル軍が指導して創った。イスラエル顧問団は、メキシコ人に偽装してシンガポールの建軍作業を助けたという。
シンガポールの仮想敵はマレーシアとインドネシアだ。シンガポールの国民構成は、中国系、マレー系、インド系などで複雑だ。国民皆兵制は、多様な出身成分を超越してシンガポール市民を一つの国民集団に熔解させる鎔鉱炉の役割をなす。
シンガポールは、韓国より平和な安保環境である。それでも自主国防精神は韓国よりもっと強い。シンガポールは、もちろん運動選手に兵役免除の特典を与えない。
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