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2009年03月22日 23:44
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住んでいたマンションの入口で殺害された李韓永
金賢姫が住んでいたマンションや号室を放映したMBCのPD手帳
趙甲済
1997年2月、金正日の前妻の甥の李韓永氏は、金正日の私生活を暴露する本を出した後、南派された北韓工作員によって、自分が住むマンションのエレベーターの前で殺された。刑務所職員と警察官が李氏の住居地を興信所に教え、この興信所は北韓工作員に利用された。
 
2003年11月、MBCのPD手帳は、北韓政権が最も殺したがる大韓航空機爆破犯の金賢姫氏が住むマンションと号室を生々しく放映した。金賢姫氏はその夜、家を出てから以後避難生活を続けている。金賢姫氏は国家情報院がこのMBCのPD手帳に自身が出演するよう圧迫したと言った。
国家情報院がこの問題を自体調査していることとは別個に、国会が聴聞会と国政調査をすべき事件だ。次に関連資料を紹介する。
 
大法院、金正日の前妻の甥の李韓永が殺されたことで家の賠償を確定
李氏の妻が国家を相手に損賠訴訟…「国家に60%の責任あり」 2008-08-21 16:18
 
去る1997年、金正日の前妻の成恵琳(死亡)の甥の李韓永氏が北韓工作員から殺害された事件と関連して、国家が遺族に60%の損害を賠償する責任があるという大法院の判決が下された。
大法院3部(主審は李鴻薫大法官)は、8月21日、李氏の妻の金某(39歳)氏が国家を相手に出した損害賠償請求訴訟で9千699万ウォンを支給しろと原告の一部勝訴を判決した原審を確定した。
 
1982年、スイスから韓国公館を通じて亡命して国内に定着した李韓永(本名は李一男)氏は、「朝鮮労働党」秘書の黄長燁氏が亡命して間もない、1997年2月15日、盆唐の某マンションで北側が南派したスパイに銃撃されて、10日後に亡くなった。
 
以後、妻の金氏は、2002年2月「保護の義務を疎かにして夫が殺害された」として国家を相手に4億8千万ウォン余りの損害賠償請求訴訟を起こした。
1審の裁判部は、「当時、黄氏の亡命事件などにより北側の報復威嚇が続く状況だったが、国家は李氏を保護するため何の措置も取らなかったし、刑務所の職員や警察官が北韓工作員の依頼を受けた便利屋センターの職員などに、李氏の身上の情報を提供し、結果的に李氏が殺害されるようにした」として賠償責任を認めた。
 
ただ、李氏が、国家情報院の勧告と引き止めを無視して自ら報道機関とインタビューをし、手記を出版するなど、事件の原因の一部分を提供したので、国の責任を70%に制限して、1億482万ウォンを支給しろと宣告した。
 
控訴審の裁判部は、李氏の責任を40%に増やし、国の責任を60%に減らして、9千699万ウォンを支給しろと宣告し、大法院は上告を棄却した。
 
一方、その間妻の金氏の損害賠償の訴訟を助けてきた「拉致脱北人権連帯」の都希侖代表は、「5年6ヶ月という長い時間がかかったものの、(今回の判決が)家族らに慰めになり、故人には名誉回復の機会になってうれしい」と所感を述べた。
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李韓永殺害事件とは?
JES|チョン・ビョンチョル記者 jbc@joongang.co.kr|2009.02.27 07:01入力
1960年、平壌で生まれた故李韓永氏は、1978年モスクワ外国語大学語文学部で勉強したエリート出身だ。フランス語の研修のためスイスのジュネーブに行き、82年9月西側へ脱出し、同じ年10月韓国に亡命した。
 
1987年12月、KBS国際局のロシア語の放送PDとして入社し、金ジョンウン氏と結婚したが、著書の「金正日・ロイヤルファミリー」を出版して北韓独裁政権の実状を世の中に告発したところ、1997年2月15日の夜9時頃、京畿道城南市盆唐区書峴洞のマンションのエレベーターの前で北韓工作員2人によって銃器で襲撃され、10日後死亡した。
 
1998年、金大中政府が出帆するや国家情報院は、「李氏が、金正日・ロイヤルファミリーを著述して自ら禍を招いた」と責任を否定したが、遺族は、「国家に莫大な情報を提供し、国民に北の実状を知らせようとした故人の意志をわい曲するものだ」と批判し、国を相手に訴訟を出した。昨年の8月、大法院は、李氏が北韓工作員によって殺害された事件と関連して国家が遺族に60%の損害を賠償する責任があるという判決を下した。

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崔正男、カンヨンジョン夫婦スパイおよび連繋の沈政雄の地下家族党の固諜網事件(南韓内の潜伏スパイ類型)

テロ・スパイ事件分野2008/01/21 20:11 http://blog.hani.co.kr/007nis/12029

1.北側が直接派遣した崔正男、カン・ヨンジョン夫婦スパイおよび連繋の沈政雄地下家族党の固諜網事件(南韓内潜伏スパイ類型)
(1) 平壌から直派の崔正男、カン・ヨンジョン夫婦スパイおよび連繋の「固諜網」捜査の概要
1997年10月、在野団体の「蔚山連合(全国連合)」幹部の鄭某氏が、男女2人が訪ねてきて「北朝鮮からきた。一緒に北へ行こう」と言ったと申告して、捜査機関が南派工作員の仕業だと判断し出現可能地域などで潜伏・監視や予想逃走経路の遮断など容疑者を追跡中、1997年10月27日、蔚山市の某喫茶店で鄭某氏を再度接触しようとした不審な男女2人を現場で検挙して捜査した結果、二人が北から直接派遣された「労働党社会文化部」所属の崔正男-カン・ヨンジョン夫婦工作組であることを究明し、ソウル地下鉄の銅雀設備分所長の沈政雄一家族が暗躍中の固定スパイ網(潜伏スパイ)である事実が判明された事件。
 
(2) 北韓スパイの崔正男、カン・ヨンジョン夫婦スパイの浸透および活動経緯
崔正男は、1984年4月沙里院大学4年在学中、カン・ヨンジョンは1989年9月高校卒業直後工作員に選抜され、教育中の1990年11月結婚した実際の夫婦工作組で、二人は南へ派遣される時、平壌の工作指導部から、「沈政雄に接線して活動事項を点検・督励し、有事の際ソウル地下鉄を麻痺させられる方案を報告するようにせよ」という基本任務と、「韓国民族民主戦線の組織点検と地下党の構築」、「大統領選動向など南韓情勢資料収集、慶北大学の金順権教授が開発した優良とうもろこし種子の入手」などの副次的任務を受け、1997年7月30日、拳銃2丁、工作金3,000万ウォンなどを所持し、南浦港を出発して、8月22日23:30(夜11時30分)頃、慶南巨済郡のカルゴンニ海岸に半潜水艇で浸透した。
浸透後、二人は、20余日間全国各地を回って南韓に適応した後、8月23日ソウルの九老洞に潜伏拠点を設け、ソウル地下鉄公社の沈政雄と6回も接線し、(彼に)「祖国統一賞」が授与された事実と暗号解読および新型無線機の使用方法などを教育し、有事の際地下鉄を麻痺させられる方法を報告することと、金正日への就任祝いの「忠誠の手紙」作成を指示するなど長期潜伏スパイ網を現地検閲した事実を究明した。
一方、冠岳山、慶州の民俗工芸村の小山、奉天洞の将軍峰体育公園など6ヶ所の「ドボック」からチェコ製拳銃3丁、実弾170発、毒銃、毒薬アンプルなど人命殺傷装備10種205点と無線機や乱数表など総54種284点のスパイ装備を発掘した。
 
(3) 沈政雄一家の地下家族党の抱き込み経緯および活動事項
1958年9月、スパイとして南へ侵透した堂叔の沈・ウンソプに抱き込まれて北へ行ってスパイ教育を受け、「交通高へ進学し、卒業後は鉄道分野に就職せよ」という指令と共に「鉄馬山66号」の工作符号を与えられて帰還した後、1966年4月、2度目に入北して、「鉄道の核心施設を了解し、有事の際活用できる同調者を抱き込め」という指令と共に、無線機など通信装備や工作金の米貨1,000ドルを貰い、1984年ソウル地下鉄公社に転勤して、1989年5月から11月間、南派スパイの尹・テクリムを11回も「接線」(接触)するなど、国家基幹施設に侵透して39年間暗躍してきたことが明らかになった。
沈政雄の弟(6等親)の沈00は、1967年6月南派された叔父の沈・ウンソプと一緒に北韓へ入り、スパイ教育を受けて帰還した後ソウルに移住して暗躍し、1989年10月に南派スパイの尹・テクリムから活動状況に対する検閲を受けたことが確認され、また沈政雄の叔母の金00は、1965年12月の結婚直後から舅(死亡)と甥の沈政雄などの工作文書の伝達やスパイ装備の隠匿など連絡責として活動した。
 
(4) 崔正男、カン・ヨンジョン夫婦スパイおよび連繋した沈政雄の地下家族党の潜伏スパイ網事件の主要特徴および北側の対南工作の実状
北側の対南工作部署は、30代の若手のいわゆる「新世代指導核心工作員」らを厳選し、徹底した南韓化教育と海外適応訓練を経て、韓国社会に侵透させ、彼らは在野の人々は無条件親北だという確信の下、会うやいなや対南工作員であることを堂々と明かし、北へ行くことを薦めるほど大胆性を見せ、南韓のエリート階層を大挙抱き込み、組織化することに注力してきた。(将来)戦争開始の初期段階で国家基幹施設を麻痺させるため国内主要施設に「地下網」構築活動を強化し、通常のスパイ行為の外に亡命者の李韓永氏を殺害する報復テロを恣行する一方、工作員を養成する教官として活用するため高校生まで拉致し、事理弁別力の足りない16才の少年の沈政雄を革命道具として抱き込むなど反倫理的行為を犯してきたことが今回の捜査を通じて明らかになった。
イ.崔正男夫婦スパイは、金永煥の「反米青年会(民革党)」組織と連繋した在野団体の人々と接触。
「統一革命党」中央委員会は、1985年7月27日、党名を「韓国民族民主戦線」に改称し、日本では1986年8月8日、「統一革命党日本代表部」を「韓国民族民主戦線日本代表部」に改名して組織を拡大改編。南韓では「反米青年会」を1990年1月初、「韓国民族民主戦線ソウル代表部、民革党」に改名した。「韓国民族民主戦線」は、キューバ、ベトナム、シリアなど社会主義国家にも「代表部」を置いた。
「反帝青年同盟」(鋼鉄書信)--->「反米青年会」(救国の声)--->「韓国民族民主戦線」(民革党、1990年1月。新世代-黎明-アリラン-白頭山、白頭ネットなど)
(ア) 「韓国民族民主戦線」は「統一革命党」だ。
(イ) 「反米青年会」が「韓国民族民主戦線(民族民主革命党)」に改編された。
(ウ) 国家情報院は地下組織である「反帝青年同盟」との関連嫌疑や1997年10月検挙した崔正男夫婦スパイとの連累疑惑で金永煥を内査中、1998年12月18日南海から北韓へ復帰途中撃沈された半潜水艇から金永煥などの電話番号が暗号で記されていることを確認し証拠を確保。
(エ) 1997年金永煥が北京にいた時、蔚山で対南スパイの崔正男が捕まり、崔正男は金永煥との関係を騙り在野人士に接近したと陳述。
ロ.沈政雄一家の地下家族党の特徴は、沈政雄が10代の未成年者の時、半強制的に北へ連れて行きスパイ教育をさせて、地下鉄に潜伏スパイとして潜入するため、交通高校へ進学させ、卒業後潜伏スパイとして活動した典型的な国家機関への侵透スパイ事件。
ハ.北側は、「統一革命党」や「韓国民族民主戦線」の組織員を管理するため軍事顧問(政治顧問)の派遣を半潜水艦を利用して侵透および復帰する形で活動してきた。
 
2.固定(潜伏)スパイ網の類型および分析資料
(1) 固定スパイ網の第1世代--越北者
イ.南労党系列の越北者が第1世代—朴憲永系列と金日成系列
大韓民国政府に反対し、「朝鮮民主人民共和国」を支持した韓国出身の中、南労党系列(朴憲永)や北労党系列(金日成)として韓国戦争の時、人民軍へ加担者、または労働党創党の主役たちが、越北者の第1世代だ。彼らの中で朴憲永と江東政治学院出身らはほとんど「南労党粛清」の時除去され、金日成系列の北労党系列は、北の政府高位職で活動している。朴憲永は米国のスパイにされ処刑された。
(ア) 金日成系列--満州でのパルチザン部隊と満州地域の「満州共産党」出身、そしてソ連軍の極東司令部の「88特別旅団」出身。
(イ) 朴憲永系列---朝鮮共産党出身で国内共産党系列。
ロ.6.25動乱以後の越北者第2世代--金日成主義者----「統一革命党」グループ
韓国戦争以後の越北者は、大部分が日帝時代の抗日運動系列の中で共産主義者や社会主義者で、金日成系列として知られており、その中でも1960年の南韓地域党だった「統一革命党」の組織員がほとんどだ。北のスパイ網に抱き込まれたか、拉致され半強制的に北に行った第2世代は、長官出身、学生、軍人、中央情報部の海外部門、下層民などだ。
1980年代以後からは越北よりは越南が多くなり、越北した人が38度線を越南するケースも多くなった。そして脱北者の増加で南と北のイデオロギー闘争で韓国が勝利したと国際機関などが認める雰囲気だ。
(2) 潜伏スパイ網の第2世代---越南者の家族の中で金日成主義者を抱き込み
北韓地域の幹部や住民の中で、南へ逃避・亡命した家族がいる人の中から工作金の確保や対南スパイとして越南者の家族を抱き込む形。
(3) 潜伏スパイ網の第3世代---新世代---「主体思想派」グループ
1980年代からわが社会で最も恐ろしいのがまさに新世代のNLPDR(民族解放人民民主主義革命路線、金日成・金正日主義者=主思派)者たちだ。彼らは、民族主義運動の内部から民族解放民衆民主主義革命(NLPDR)路線に意識化され、親北勢力として登場した組織だ。代表的なものがまさに「反米青年会(韓国民族民主戦線)」だ。
「反米青年会(韓国民族民主戦線)」は、大韓民国を否定し「朝鮮民主人民共和国」を認める者であり、韓国の歴史観と異なる立場で活動する組織だ。彼らは、「6.25動乱」も北侵だと学習しており、大韓民国はアメリカの新植民地だと規定して民族解放戦争が正しいと考え、米国や国連など西側と戦争をするためには金正日体制の核兵器保有も正当だという立場を力説している。
-1960年代と1970年代--「統一革命党」組織員
-1980年代と1990年代--「反帝青年同盟」(1980年序盤)。「反米青年会」(1980年代中盤後半)。「韓国民族民主戦線」(1990年以後)。
 
www.chogabje.com 2009-03-15 11:52
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