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2009年03月06日 00:25
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「1987年体制」の克服に韓国の未来がかかっている
金光東(ナラ政策研究院長)
韓国は、昨年4/4分期の経済成長率がマイナス5.6%で、OECD30カ国の中最下位を記録した。まだ開発途上国として恥辱的な記録だ。この5年余りの間、経済成長率においても韓国は216ヶ国中で118位だった。世界最高の成長を謳歌した国が、一、二年でもなく、すでに何年間も経済成長率が中間を下回るというのは驚異的なことだ。他の統計を見ても、全世界53の主要経済国の中で、韓国は、去る10年間の経済成長率がその以前の10年間と比較した時、最も落ちた国という記録まで保有している。
 
世界経済のモデルを創った国が、ここまで惨めに底知れない墜落を続けているには、明白な原因がある。それは間違った「1987年体制」が、大韓民国を捕らえて導いているためだ。左派らは、「1987年体制」を「民族・民主体制」だと呼び自慢したり、「民衆民主主義体制」と呼んだりする。「1987年体制」を率いてきた政府は、盧泰愚・金泳三政府だったし、引き続き、金大中・盧武鉉政府につながった。保守政府としても「1987年体制」が作った巨大なヘゲモニーから抜け出られなかったし、その後に続いた左派政府は当然その体制をさらに強化した。
 
1997年の「IMF救済金融事態」や今日の韓国経済の深刻な危機も、根源は「1987年体制」から始まった。韓国社会の体制を変動させた「1987年体制」の根本問題は、建設はなく破壊だけがあるということだ。生産はなく、分配だけがある。当然、市場はなく政府のみがあり、継承の論理はなく、否定だけがある。その体制には、経済はなく政治だけがある。世界化はなく、北韓だけがある。企業と産業はなく、労働闘争だけがある。当然、自由はなく、怠けた者のための平等だけがある。これが「1987年体制」の本質であり、今日の韓国社会の基本性格だ。
 
韓国社会を、誤った方向へ導いた「1987年体制」を克服するため、わが国民は2007年の大統領選挙と2008年の総選挙を通じて明確な合意を為し、新しい方向性も確立した。国民が立ち上がり、保守のハンナラ党の大統領候補に何と23%の格差で支持を送ったのがそれだ。去る50年間の韓国選挙で、1位と2位候補の最も大きな格差はわずか8.6%だったとことと比較すれば、去る大統領選挙で示された23%と530万票の差は、わが国民の熱望がどれほど切実だったかを見せくれたものだ。そして、総選挙でも保守的国会議員候補に何と200席以上の議席を与え、「民主」や「進歩」を自認する候補にはわずか90席余りのみを与え、完全に半減させた。選挙による「保守革命」だった。
 
「1987年体制」に対抗せよ、と「保守革命」をやったのだ。だが、それが全てで、終わりだった。そこで「保守革命」は終わった。選挙という明白な国民主権の行使を通じて、目指すべき道を明確にしたのに、韓国社会はその道を目指せずにいる。歪曲された放送言論や官僚、そして学界など、韓国社会の既得権層になった「1987年体制」勢力は、「解釈」を異にして「保守革命」を否定し、その「(87年)体制」を延長させている。「進歩左派」は、選挙の結果と議会民主主義を否定し、「ロウソク」を持って街頭で活動している。はなはだしきは李明博政府やハンナラ党さえも、去る大統領選と総選が示した国民の命令(mandate)を理解できず、自らに付与された課題を否定する。「87体制」を変えるべき主体勢力が、自らその体制の付属物になったのだ。
 
やはり、政府が変わったとして、体制が変わるものでない。国民の主権行使である選挙と政府の交替でも、「1987年体制」を克服するには力不足だった。それほど「1987年体制」の政治・社会的なヘゲモニーは強固なのだ。新しい大韓民国を創る動力や責任は、今やまた国民の役割になってしまった。再び保守の役割になってしまった。大韓民国を愛し、美しい未来を夢見るから、われわれは今一度建設と生産の道、市場と世界化の道、そして自由と継承の道を切り開いていかざるを得ない。もっと惨めにならず、もっと辛い目に遭わないため、靴ひもを結び直す。
 
未来韓国新聞 www.futurekorea.co.kr 2009-03-04 17:52
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