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2008年04月30日 09:05
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フィンランドの運命、韓国の運命
中国の圧倒的影響を受ける韓国が「属国化」を避けるためには、NATOと手を握ったフィンランドのように米・日との協力が必須
ト鋸一小説家[朝鮮日報朝の論壇]
 
オリンピックの聖火を巡っての中国人の若者たちの乱動(無法な振舞い)が市民の怒りを呼んだ。わが市民や警察官が中国国旗を持った中国人の若者たちに殴られたことが深重なうえ、彼らを動員した中国当局に対するわが政府の卑屈な姿勢が、市民らの心を深く掻き乱した。
 
しかし、このことはそのようなレベルよりはるかに深刻だ。暴力を振り回した中国人の若者たちが処罰され中国当局が謝ることで終わる、一回性の性質の事件でない。このことは私たちが中国の荒々しい磁場の中にますます深く吸い込まれていくという事実を示す最近の兆候である。そのような過程の終わりは、我が国の「フィンランド化」(Finlandization)だ。
 
「フィンランド化」とは、2次大戦以後フィンランドが歩んだ道を示す。フィンランドは地政学的にロシアの影響を受けるしかなく、永らくロシアの支配を受けた。冷戦中に中立を掲げたが、実際には共産主義ロシアの属国に近かった。
 
秦の始皇制が帝国を建てた以来、中国はずっと帝国主義を追求してきた。近代に中国が沈滞してそのような指向が隠れただけだ。特に、今の共産党政権は、初めから帝国主義を攻撃的に追求した。独立国だったチベットと東トルキスタンを武力で占領し、周りのすべての国々と領土紛争を起こした。
私たちをうすらぞくぞくさせることは、中国の共産党政権が執拗に韓半島に対する影響力を強めてきたという事実だ。「6.25事変」(韓国戦争)で、中国共産軍が1950年10月に鴨緑江を越え侵入してきて、国連軍と戦い、我々の統一を妨害したことはよく知られている。だが、初めから「38度線」を越えた北朝鮮軍の主力が、実は中国共産軍だったということはほとんど知られなかった。
 
1950年6月の時点で、北朝鮮軍の3分の1ほどが中国共産軍出身の朝鮮人兵士だった。彼らは「国共内戦」を通じて得た戦闘経験を持ち、(当時の)北朝鮮軍の驚くほどの戦闘力の源泉だった。彼らは、散り散りばらばら北朝鮮に入ってきたわけでなく、組織的に北朝鮮軍に編入された。北朝鮮軍の5師団、6師団、7師団は最初から中国で編成され、名前だけ北朝鮮軍の編成になった。
さらに驚くべきことは、5師団の前身である中国共産軍164師団と、6師団の前身である中国共産軍166師団が、1949年7月に編成され、北朝鮮に入ってきたという事実だ。中国が国家樹立を宣言したのが1949年10月1日だから、国家が公式に樹立される前に、中国は韓国を併呑する準備を終えたという話だ。
 
これから中国は帝国主義を一層攻撃的に追求するだろう。中国は鄧小平の執権時期に、「命令経済」を捨て「市場経済」を選んだ。共産主義の核心である「命令経済」を捨てることにより、専制的な共産党政権は統治の正当性を失った。彼らは民族主義をそそのかすことによって失った正当性を取り戻そうとする。経済が発展して自由に対する中国市民らの熱望が大きくなれば、共産党政権は民族主義をより一層そそのかすほかはないだろう。
 
私たちが中国の圧倒的影響の下、フィンランドのように生きていくのはもう仕方ないように見える。地政学的要因にさらに経済的要因まで重なった。北朝鮮はすでに中国の実質的「属国」になった。一時期は傲慢だった金正日が、中国大使館を訪問して支援に感謝しなければならない立場だ。
 
「フィンランド化」した社会は暗く、活力がなく、検閲が厳しい。いつも隣の強大国の顔色をうかがう社会が、明るくて活気に満ち自由であることはあり得ない。
 
ますます強まる中国の磁場から少しでも抜け出るためには、私たちは中国に対抗する勢力の助けを受けなければならない。フィンランドがそれでも生存できたのは、米国が率いる北大西洋条約機構(NATO)の軍事力がロシアを牽制したからだ。私たちが米国および日本と緊密に協力しなければならない最も根本的な理由がそこにある。
 
朝鮮日報www.chosun.com 2008.04.30 22:24
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