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2008年07月06日 09:00
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反逆の構造化と制度化
鄭昌仁(インターネット独立新聞主筆)
そもそも、逆謀や反逆とは特定の人物を中心に特別な事件として発生するはずだ。だから、いくらその罪が深刻でも一度その謀逆を処断したり反逆者を処断すれば国家はまた正常さを取り戻したのだ。ところでだが、私たちが目撃している大韓民国で行われている反逆は、一回性の重大事件でなく、日常的に構造化され制度化されていることにその深刻さがある。
 
こういう命題を聞く誰もが、いったい反逆が日常化されるとは、反逆が構造化され制度化されるということが想像でも可能なのかと疑問を持つのは当然な反応だ。しかしこれは間違いない事実だ。大韓民国は今ある特定の地域や特定の人物を中心に、または特定の懸案を中心に反逆が組織されたのでなく、反逆が正常な政府組織や民間組織で堂々と合法化され制度化されていて反逆が日常化されている。反逆に対する定義を改めて決めるべきであり、反逆の政治現象を新しく研究しなければならない課題になった。
 
反逆は、初めは地下で隠密に始まった。スパイはこっそりと活動し、親北活動家らは隠れて活動した。それから反逆者らがひそかに個人的に政府組織で浸透し始めた。司法試験を経るか行政高試を経るか、いかなる方法を通じても公務員になれたが、初めはあくまでも個人的な現象だった。
そうするうちに、いわゆる「金正日の奨学金」を貰う人々が官界や政界に進出することになり、特に学界に浸透し、文化界に浸透した。それでも彼らは隠れて活動した。公開的に親北発言や著述はできなかった。
 
そして、80年代の学生運動を経ながら、反逆勢力は公然と組織化されて制度化され始めた。「全大協」という学生組織から始まって、「韓総連」で絶頂に達し、隠れて活動した「市民団体」が公開的に活動し始めた。初めは公益を前に出したが、今は公然と親北・反米政策を掲げることになった。
 
それが、金泳三政権を経ながら、反逆勢力は徐々に公開的組織で転換されて法制化されて制度化された。金大中時代には「全教組と「民労総」が合法化されてから、反逆団体が堂々と合法団体として登録し、税金の支援を受けて公然と活動することになった。盧武鉉時代には「過去史委員会」などの反逆勢力が、政府機関として認められ始め、MBCやKBS、「民弁」(民主社会のための弁護士会)や数多い法務法人などに制度化された。彼らは合法的に収益活動をするか会費を貰い、さらに多額の資金は国民の税金から支援されて、反逆活動を合法的に遂行している。
 
今、連日の「ロウソク示威」を見ると、彼らは「民労総」、「全教組」、「全国連合」など左派団体のみでなく、宗教界に浸透した司祭や牧師、または僧侶らが宗教界を反逆の拠点にしたことを示している。彼らは巨大な資金源を持っている。彼らが管理するお金の規模は、私たちの想像を絶する天文学的な規模だ。彼らはこういう資金を持って反政府闘争を展開しているのだ。
 
しかも、「民労総」のような専任労組員の仕事が、まさに示威を組織し指導することだ。「反逆」が彼らの日常の仕事になったのだ。その上、各界各層に就職して、昼間には無害な日常の業務を遂行するように見えるが、夜は反逆の職業革命家に変わる、ジキルとハイドのような存在は数え切れないほど多い。乳母車に赤ん坊を乗せてきて、示威隊列の前に防壁の盾として使う母たちは、昼は専業主婦のように行動するが夜になれば恐ろしい革命戦士に変貌するのだ。今は反逆者が特定の人とか特定の勢力や特定組織員でなく、昼は市民として行動するが、夜は反逆者に化ける反逆の日常化の時代になった。
 
示威の時覆面する人々は、昼間には職場で善良な市民のように行動する。だが、夜になると、恐ろしい革命戦士に急変する。彼らは昼間には法を守る市民のように行動するが、ひとまず夜になると恐ろしい暴力示威隊に変質する。彼らは人間トランスフォーマーだ。必要により顔に他の仮面をかぶるのだ。必要な時は貴族の仮面を、または白丁の仮面をかぶったりもする。
 
今は反逆が日常化された時代だ。反逆者らが合法的に就職して収入を得て、その収入で反逆を日常的に行う時代だ。国民の税金で反逆活動を行っているから反逆が終わらない。あたかも癌細胞が特定の局部に纏まっている時はそれを抉り出せば済むが、全身に広がれば治療の方法がないように、今の反逆は国家の全組織に、社会の全団体に、全国民に広まっている。彼らは正常な市民として経済活動をしながら、夜になると反逆勢力に急変する。反逆と日常が区別し難い反逆の日常化、日常の反逆化の時代を私たちは生きている。
 
これをどうすべきか? 反逆勢力を探し出すと、多分国民の相当数、特に知識人階層の大部分が対象になるはずで、したがって国家そのものが機能を発揮できなくなるかも知れない。特に韓国では理念問題と地域問題がからまっているため、その解法が単純でない。少なくとも一世代・二世代が過ぎてから、治癒を期待する余裕ができるかも知れない。その間私たちは日常化された反逆、反逆の日常化の中で生き残らなければならない。この一世代や二世代が過ぎる間私の生命が停止する方法があるか、外界に出ていて韓国社会が正常化された後に帰ってきて、常識が通じる正常な社会で残りの人生を生きたい。だが、そうはできないから共に生きなければならないこの反逆の日常化の時代が悔しいだけだ。私たちが前世に何の罪を犯して今日のこのような混乱した社会を生きなければならないのか? 適切な解法が思い出だせず、残念だ。
 
鄭昌仁インターネット独立新聞主筆 http://blog.chosun.com/cchungc
www.independent.co.kr 2008-07-06 01:03:59
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