ログイン 新規登録
最終更新日: 2025-04-11 04:52:32
Untitled Document
ホーム > 自由統一 > 自由主義保守派の声
2009年01月04日 21:02
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
「第2のロッテワールド」を建てるためKA-1部隊(低速攻撃機)を移すべきか
ソウル空港から横城基地へ移転を検討…北の特殊部隊の侵透の時、迅速対応が困難に
李政勳東亜日報出版局専門記者hoon@donga.com
週刊東亜2009.01.06 668号(p46~47)
 
浮揚艇などを利用した北韓軍特殊部隊の首都圏侵透を防ぐKA-1機。空軍は、KA-1部隊を城基地へ移転する問題を討中だ。
 
ソウルの蚕室に「第2のロッテワールド」を建てるというロッテの野心が、またも国家安保問題と尖鋭な対立様相を現している。ソウル空港(空軍城南基地)には、平時には北韓軍特殊部隊の侵入を防ぎ、戦時は北韓地上軍の侵透を防ぐ低速攻撃機のKA-1部隊が配置されている。ところが、「第2のロッテワールド」の建設のため、KA-1部隊を核心防御区域である首都圏から遠く離れた空軍横城基地に移すことが検討されている。
 
KA-1は、基本訓練機であるKT-1を改造、改良した軽攻撃機だ。F-15やF-16のような戦闘機(Fighter)は敵機と戦うため速度が速く、地上の大きな目標物は捕捉できても、「小さな」標的は捕らえられない。小さい標的を捕捉するためには、速度の遅い航空機が必要だが、この機能の航空機を攻撃機(Attacker)と呼ぶ。
韓国が開発したKT-1は、操縦士候補生が初めて操縦技術を習う基本訓練機なので、速度が非常に遅い。民航機の「巡航」速度が時速900~1000kmなのに比べ、KT-1は「最高」時速が630kmに過ぎない。このようなKT-1を爆弾や14発のロケットを付けられるように改造したのがKA-1だ。
 
ロケットと爆弾をぶら下げて離陸するため、KA-1はKT-1より機動が遅い。だが、地上から見ればやはり「速い」飛行機なので、「地上の勢力」には恐怖の対象になる。ここで「地上勢力」とは、我軍地域にひそかに侵透した敵の特殊部隊を指す。敵の特殊部隊は、装甲車や車両などを利用して速く侵透するが、このような標的を捕えるにはKA-1が適当だ。ロケットの貫通力が強ければKA-1は敵戦車も破壊できる。
 
首都圏は、地政学的に二つの弱点を持っている。まず、北韓軍特殊部隊が空気浮揚艇などを利用して、素早く西海岸に上陸して侵透できるということ。京畿道の海岸は、都市化の程度が高く、上陸にさえ成功すれば韓国人を人質に取って多様な特殊戦ができる。また、道路が発達しているので、車両を奪取すればはやい時間内に、都心に侵透できる。
 
このような危険を防ぐには、海上で空気浮揚艇を破壊するのが最も望ましい。だが、戦闘機は、小さな標的の空気浮揚艇は捕らえ難い。攻撃ヘリや攻撃機が出撃してこそ捕えられる。今までこの任務を遂行したのは米陸軍のアパッチ攻撃ヘリコプター大隊だった。だが、米軍は盧武鉉政府が推進した作戦統制権の還収措置により2009年3月この大隊を撤収することを決めた。
 
副滑走路の調整や施設の補なども
韓国としては「わき腹が脆くなった」わけだが、この空白を埋める主な勢力が、まさにソウル空港に配置されたKA-1だ。ソウル空港は西海岸から近いので、ソウル空港を離陸したKA-1は海上で侵入してくる北韓軍の空気浮揚艇を撃沈することができる。敵の特殊部隊が上陸に成功し、車両を利用して都心に侵透する時も、KA-1はこの車両だけを選んで撃破できる。
 
二つ目の弱点は、「坡州-文山軸線」という平原地帯を利用して、北韓軍が大規模の機動部隊を投入できるということ。これは最も危険な状況であるため、空軍はすべての戦闘機を出撃させて、北の地上軍を攻撃する。ソウル北部地域には数多くの道路がある。韓国空軍の反撃を意識した北韓軍は、部隊を小単位に分けて、小さな道路を利用した侵透が予想されるので、このような小機動部隊を攻撃するためには、やはりKA-1を投じなければならない。
 
このように、KA-1は緊急作戦に使われるので、最悪の状況を想定した緊急発進訓練を頻繁にやる。この時、近くに555m高さの「第2のロッテワールド」があると、「9.11テロ」のような危険な状況もあり得る。したがって、「第2のロッテワールド」を建てるためには、この部隊を移すべきだという意見もあり、実際に空軍は、KA-1部隊を横城基地に移すのを検討中であると知られた。
 
横城基地から離陸したKA-1は、ソウル空港から離陸した時よりはるかに遠い距離を飛ばなければならない。そして帰る燃料まで考慮すると、KA-1が西海岸一帯で作戦を遂行できる時間は大幅減る。KA-1の横城基地への移転は、首都圏の防御に弱点を表わすわけだ。
 
「第2のロッテワールド」の建設を許可するため検討されている他の意見としては、ソウル空港の副滑走路の方向を3度程変えて、「第2のロッテワールド」と副滑走路による飛行安全区域間の距離を広げること、そして「第2のロッテワールド」の完工後、建物にACASを設置し、ソウル空港にはもっと精密な離着陸誘導装置を設置することなどがある。
 
ACASは、航空機が一定の距離以内に接近する場合、その事実を操縦士や管制官らに知らせることで、衝突を避けるようにする警報装置だ。ACASを、「第2のロッテワールド」に設置するということは、それだけ航空機と「第2のロッテワールド」が衝突する可能性が高いということを意味する。ロッテ側は、装備と施設を変えるのに必要な費用を負担すると言うが、李明博政府には「第2のロッテワールド」の建設の許可自体が特定大企業に対する「特恵」という負担になり得る。
 
「超高層建物の敷地は蚕室しかないのか」
ロッテは、事故やテロの危険のあるソウル空港の近くに超高層ビルディングを建てなければならない理由があるのか? 蚕室は、ロッテグループの創業地でもない。必ずそこに超高層建物を建てなければならない歴史的理由があるわけでもない。
 
ロッテ側は、「大韓民国の経済発展を象徴する超高層建物を建てたい」と主張する。これが本心なら、ロッテはソウル市も望み、空軍も反対する理由がなく、航空事故の可能性も著しく低く、蚕室より開発されていない、地域均衡開発の次元でも発展が必要な麻浦区の上岩洞のような他の地域を選んで、「第2のロッテワールド」を建てることはできないのか。ソウル市は2000年から上岩洞に「上岩DMC」という超高層建物を誘致するとして申請を受けたが、最近にようやく建物を建てたいという業者が現れ、協商をやっている。ある不動産専門家はこのように展望した。
 
「ロッテの願い通り、第2のロッテワールドを建てるとしても、この建物は分譲が困難になることがあり得る。9.11テロを記憶する人々は、まさに目の前に危険な航空機が飛びかう第2のロッテワールドに入居しようとしないかも知れない。平壌に、105階の柳京ホテルが幽霊のように立っていた。分譲に失敗する場合、第2のロッテワールドは、ソウルの柳京ホテルになり得る。」
뉴스스크랩하기
自由主義保守派の声セクション一覧へ
軍警動員が罷免の理由として
10人中4人は罷免を「受け入れ難い」
「司法スーパーウイーク」開幕
金永會の万葉集イヤギ 第44回
金永會の万葉集イヤギ 第45回
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
北朝鮮人権映画祭実行委が上映とトーク
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません