趙甲済
1.漢字は覚えやすい。漢字を書くのは難しいが読むのはやさしい。漢字は1000字程度だけ読めても日常の生活で支障がない。1000字を読むには3ヶ月で充分だ。書くことはゆっくり覚えてもいい。コンピュータが代わりにやってくれたりもするから。
2.漢字を学べば論述を上手く書けるようになる。良い論述は正確な用語の選択ができてこそ書ける。わが言葉の中の70%が漢字語だ。漢字が分かれば文脈上最も適当な単語を選択できる。漢字が分かれば良い大学に入る。良い会社では新入社員を選ぶ時漢字の実力を検証する。漢字が分かれば良い職場に入る。最小限の投資で人生を変えることができる。
3.漢字が分かれば教養が上がる。教養は高級読書から出る。歴史、哲学、文学、芸術論などは漢字が分かってこそ理解できる。漢字を分からないと単純で低いレベルの冊のみを読まざるを得ない。
4.漢字を習う子供ははやく成熟する。漢字語は深く考えるようにするためだ。和而不同の意(和して同ぜず)も知ることになり、そうなるように努める。
5.漢字が読めると、約20億人口と基本的なコミュニケーションが可能だ。韓国人は漢字1000字をだけ分かっても中国、台湾、日本、東南アジアの国家に行って看板を読んで道が探せる。国際迷子にはならない。
6.漢字の名前、商号、看板は長く記憶される。「優味家」と書かれた飲食店と、「ウミガ」と書かれた飲食店の中お客さんが長く記憶する店はどちらだろうか? 「優味家」はイメージ、意、発音が3重で同時に伝えられることでお客さんの脳裏に確実な記憶を残す。「ウミガ」は発音だけで意がないため長く記憶されない。したがって漢字の商号を書く飲食店や会社は概してうまくいく。
7.漢字を使うと、単語と文章の意味の伝達が速い。情報化社会で意思疎通が速ければ時間も節約され能率も上がる。
8.漢字を読めるだけでも民族文化を呼吸することができる。漢字を知らないと族譜も読めず、歴史を理解することはできない。根元のない人間になる。
9.漢字を知る人と知らない人の間ではこれから所得、出世、教養、礼儀、そして入学試験で大きい差が生じる。漢字が分かれば出世する。
10.誰も漢字を覚えて損をした人がない。
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