韓日国交正常化60周年を記念する「THEマダンフェスティバル」が10月12日、大阪府吹田市の大和大学で開催。在日本大韓民国民団大阪府本部(金明弘団長)が主管する実行委員会が主催、「食」「音楽」「ファッション」を通じて韓日両国の文化交流を楽しむことができるイベント。当日はあいにくの雨模様となったが、多くの人が詰めかけた。
実行委員長の金団長は、「韓国と日本は最も近い隣国同士として、古くから幅広い文化交流を続けてきた。本日のマダンフェスティバルは、韓日のプロアーティストと、学校など地域で文化活動に励む大人や子どもたちを招いて、歌やダンス、伝統芸術、ファッションショーなどを披露、野外ではKフードやショッピングを楽しめる屋台が出店する。今日一日が楽しい時間となり、韓日親善と未来志向的な両国関係の新時代を築くための一助となることを願う」とあいさつした。(大阪=韓登)
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民団香川県本部(石隆弘団長)は10月13日、韓日国交正常化60周年を記念し「韓国文化発表交流会」「レセプション」「K―MUSICFESTA」をクレメントホテル高松で開催、486人がステージ発表など公演を楽しんだ。
石団長は、「韓日関係は国交正常化以降、政治・外交・スポーツ・人的分野の面など困難を乗り越えて発展してきてきた。これまで育ててきた友情と絆を、今後も前進させたい」とした。来賓あいさつを李相烈・駐神戸韓国総領事館総領事と、金利中・民団中央本部団長が述べた。
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民団千葉県本部(崔博之団長)は10月25日、韓日国交正常化60周年を記念する「日韓友好のマダン(広場)」を千葉中央公園で開催。小雨の中で約500人の来場者が集まり、両国の文化と伝統を通じて相互理解を深める場となった。
崔団長は主催者あいさつで、「マダンを通じて地域社会における韓日の相互理解と、友好の輪が大きく広まって欲しい」と語った。また、来賓祝辞で河村建夫・日韓親善協会中央会会長は、「共に歩む未来への新たな一歩を示す貴重な広場となり、両国の絆が今後さらに深まることを期待している」とした。
今年は国交60周年行事との兼ね合いで、民団の各地方本部では11月以降もマダンと関連した行事の開催が続く。今週末には、岐阜・滋賀・福岡・大分・佐賀で。次週も山梨・富山・三重・岡山で行事を開催予定。24日の「秋田まるごと韓国」の開催をもって、今年行うマダン行事の終点となる。
㊤婦人会・韓国語教室生徒たちによる公演のもよう(民団香川県本部提供)
㊦10月25日、河村建夫・日韓親善協会中央会会長が来賓あいさつを述べる(民団千葉県本部提供) |