ログイン 新規登録
最終更新日: 2025-09-17 11:16:45
Untitled Document
ホーム > ニュース > 経済
2025年09月17日 09:18
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
KOSPIが最高値更新
半導体産業への偏り指摘

 韓国の代表的な株価指数であるKOSPIが、45年ぶりに史上最高値を更新した。米国発の人工知能(AI)ブームと半導体市況の回復が重なった結果だが、市場の評価は必ずしも楽観的ではない。
今回の上昇が半導体という特定の産業に依存した「偏り現象」という限界が浮き彫りになったからだ。証券業界では、これを機に韓国株式市場の「持病」ともいえる「コリアディスカウント」を解消する抜本的な体質改善が急務だとの指摘が出ている。

 半導体市況がラリーを牽引

今回のラリーを主導したのは半導体であった。AIサーバー用HBM(高帯域幅メモリー)の需要が急増すると、外国人投資家はこの2カ月間でサムスン電子やSKハイニックスなどの半導体株を9兆円超買い越した。少数の大手半導体企業への集中買いがKOSPI全体を押し上げたのである。グローバルAIラリーの最大の恩恵を必須メモリー供給で得たのが韓国企業であることが立証された格好だ。
加えて政府の「企業バリューアッププログラム」が体質改善への期待を高めた。不透明なガバナンスと低い株主還元率で慢性的な低評価に苦しんできた韓国企業が変わるかもしれないという希望が、株価に先行反映されたと分析されている。

ファンダメンタル改善がカギ


しかし海外の機関は韓国株式の上昇持続性に慎重な立場を崩していない。ブルームバーグ通信は「韓国政府のバリューアッププログラムが投資家心理を改善したのは事実だが、低い配当性向や不透明なガバナンスなどの構造的問題が依然として『コリアディスカウント』を生んでいる」(9月9日付)と指摘した。日本経済新聞も「韓国株式は少数の大手半導体企業への依存度が過度に高く、特定産業サイクルにより市場変動性が大きくなる」と評価した(9月10日付)。

 抜本的な構造改革が必要

マクロ経済の展望も暗い。国際通貨基金(IMF)は7月、韓国の成長率が今年0・9%、来年は1・6%にとどまり、潜在成長率を下回ると予測した。ムーディーズなど国際格付け会社も高い家計債務や急速な高齢化、内需不振を構造的リスク要因に挙げた。
結局、課題は再び企業と政府に委ねられる。企業はバリューアップを通じ株主価値を引き上げ、大胆な投資と改革で新たな成長の原動力を開拓しなければならない。株価はファンダメンタルの影でしかない。
基礎体力の改善なき株価上昇は砂の城に過ぎないというのが歴史の教訓である。

10日、汝矣島の韓国証券取引所電光掲示板に表示されたKOSPI終値指数。この日、KOSPIは45年ぶりに3300ポイントを突破した

2025-09-17 1面
뉴스스크랩하기
経済セクション一覧へ
ソウルでかみしめた在日同胞の昨日と今日
金永會の万葉集イヤギ 第62回
時代を導く「指導者 李承晩」 (第2話)
李在明大統領が初の訪日
[連載] 이영덕의 《한솥》 창업기...
ブログ記事
ゴッホかラッセンか?
「どっちもどっち」論はだめだ
「闘争本能」というものはない:哲学の現在21
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
自由統一
北朝鮮人権映画祭実行委が上映とトーク
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません