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最終更新日: 2025-09-03 02:48:56
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2025年09月02日 09:34
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【社説】「保護と依存」関係を脱皮ずる決断とビジョン

 李在明トランプ大統領会談(8月25日、ワシントン)後、両側は公式合意の発表も記者会見もなかった。李在明は、トランプ大統領を恐れたEUの首脳たちの真似をした。
諸般の情況を見ると、韓米間の合意文を作れなかったことは事実のようだ。公式合意としては発表されなかったが、ワシントンは、外貨保有高が4100億ドルに過ぎない韓国に5000億ドルを米国に投資、それも3500億ドルの先行投資を要求、米国産エネルギー1500億ドル購入を強要したことが分かる。トランプ大統領は、市場秩序を否定、関税で貿易国家である同盟の首を絞め、国富を喝取する。
トランプ大統領が韓国、または李在明にどれほど大きな不信と不満があるのか分からないが、韓国人たちは米国・ワシントンからこのような苛酷な扱いをされる理由はないと思う。米国は、自国が韓国を保護してきたというが、韓国も米国側に立って少なからぬ犠牲を甘受してきた。
暴走したトランプ大統領は禁忌を犯した。韓国の国富を越え領土を欲しがった。冗談でない。韓国人たちは、駐韓米軍基地の「所有権」を求めるトランプ大統領の言及に至っては、批判や反論の必要さえ感じない。米国への信頼と期待を捨てるだけだ。
韓米同盟は、西太平洋地域でどちらかの一方が侵略を受けたとき機能する相互防衛条約だ。どの国でも同じだが、自国の領土に野心を持った国家は当然、敵と対する。赤化統一を目論む平壌側はもちろん、韓国を隷属化しようとする国は韓国の敵であるしかない。0・187平方キロメートル対14・7平方キロメートル、独島対駐韓米軍基地のキャンプハンフリースの面積だ。キャンプハンフリースは独島の79倍。駐韓米軍基地はキャンプハンフリースが全部でない。在韓米軍基地の所有権を欲しがるトランプ大統領は、韓国人にはもはや信頼と協力の対象の同盟国の指導者ではなく、貪慾と傲慢の化身として映るだけだ。
米国は中国と北韓の脅威から韓国を護るというが、ワシントンは今、韓国を保護ではなく、支配しようとしている。トランプ大統領は就任以来、機会があるたびに金正恩に会いたいと言ってきた。多くの韓国人は、ワシントンが同盟の立場を考慮・尊重しない現実を知っている。要するに米国は中国との「覇権戦争」で韓国が代理軍・補助勢力として必要なのだ。
トランプ大統領の自国優先は、衰退する米国を再建するため当然と言える。だが、いかなる権力も市場には勝てない。米国も得ることがあれば失うこともあり、政府の意志に関係なく市場がそうするだろう。
ウクライナで愚かな戦争を始めたワシントンは今、中国との対決でも迷走している。今週、天津で開かれたSCO首脳会議で習近平主席、プーチン大統領、インドのモディ首相が愉快に話し合った。人口と資源、軍事の強国が集まったのだ。この構図もトランプ大統領の関税戦争が作ったものだ。トランプ大統領が4回電話しても応じなかったモディ首相がロシアと中国側に確実に立った。BRICSの中心が集まったこの光景は、米国の単極覇権の終焉を物語る。
帝国の衰退は、歴史的に見ても外部からの攻撃よりは、蓄積された内部の矛盾や脆弱性に起因する。21世紀に「選挙民主主義」の先進諸国の権力者たちは、国家大計の戦略・政策よりも次期選挙での勝利のための短見を優先せねばならない運命を避けられない。
いずれにせよ、ワシントンは長年「属州」としてきた同盟の親米勢力を裏切った。自由人は同時に自主人でなければならない。未来は来るものではなく、作るものだ。韓国は、帝国との「保護と依存」関係を見直すべきだ。韓国民は、李在明らが、国富と主権を敵に渡さないように警戒、監視せねばならない。

2025-09-03 1面
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