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最終更新日: 2025-08-15 04:23:22
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2025年08月15日 00:00
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青年会中央「第100回全国会長会議」多文化共生事業を活動の柱に
背景に会員の多様化など

 1977年2月27日に結成した青年会中央本部の「全国会長会議」が開催100回となる節目を迎えた。議題に上がったのは、昨年6年ぶりに再開した母国訪問が諸事情で中止になったことなど。参加者は会の活動の中心事業を巡り協議、多文化共生をメインに新たな挑戦に取り組んでいく。

韓国中央会館で「第100回全国会長会議」を開催。白熱した議論が交わされた

 

 3日、在日本大韓民国青年会中央本部(李将浩会長)は都内の韓国中央会館で「第100回全国会長会議」を開催、各地方本部会長と執行部関係者など12人が会議を行った。
はじめに国民儀礼・国歌斉唱・黙とうを行い、李会長が主催者あいさつの中で、就任から半年間の活動を振り返った。
続いて、李会長から決裁事項の報告があり、予算編成などの諸事情から今年11月に予定していた青年会中央による母国訪問は中止するとの決定がなされた。
郭玹瑀・青年会東京地方本部会長は、「内部の問題として、前年をただ踏襲するような予算編成や属人的な組織運営を行ってきた点を見直す機会になるだろう」とし、否定的な面からだけ捉えていない。
青年会中央の母国訪問は「次世代会員の獲得・育成」事業の枠組みから開催が企画されていた。一方で、「多文化共生推進」事業の枠から企画された「第35回Korea Youth Academy」(KYA)が、来月6・7日に1泊2日で開催される。
今後、母国訪問に代わる青年会の中心事業として「多文化共生」関連イベントを据えていくという方針について中央執行部から見通しが述べられたものの、各会長らの意向が現時点でまとまっているわけではない。
金直哉・青年会愛知県地方本部会長は、「支援金の配当などにより母国訪問が中止という結果になったのなら、本国から評価される企画を青年会として提出していかなければいけない。学習会・研修会の類ではインパクトが弱いと個人的には考えている」とした。また、郭佳人・青年会中央副会長は、「現時点でKYAへの参加希望者は予定していたより少ないが、人数の多寡ではなく、参加者それぞれが青年会に所属していることの意義を感じてもらえる企画を打ち出していくことの方が重要だろう」としている。
総じて、イベント数の減少を受けて一つ一つの行事をより大事にしていく青年会の組織的な意向が感じられる、充実した討論が展開された。
会議を振り返って、李会長は本紙の取材に対し以下のように述べた。
「今回で第100回となる全国会長会議の大きな節目を迎え、全国の仲間たちと新たな歴史の1ページを刻めたことに対し、身の引き締まる思いでいる。48年間もの長きにわたる青年会中央の歩みは、幾多の困難を乗り越えてきた先人たちの、汗と涙の結晶。今や会員の約3割は日本国籍を持ち、在日3世・4世を中心に、新定住者の会員も増加傾向にある。青年会というコミュニティー自体が、まさに多文化共生を体現する存在となりつつある。国籍や出自にとらわれず、〝ルーツ〟に重きを置いた活動こそが青年会の原点であり、この記念すべき節目に、改めてその大切さを深く胸に刻みたい。困難の中でも、志を同じくした仲間とともに、私たちはこれからも声をあげ、行動し、挑戦し続けたい。そしてその意義を、在日同胞社会の枠を超えて、広く社会全体へと発信していきたい。再来年2月の青年会中央結成50周年を意識し、一つ一つのイベントを無駄にせず、会員たちと有意義な交流を積み重ねていきたい」と展望を語った。
次回の青年会中央「第101回全国会長会議」は、今年11月29日に開催予定。

青年会中央は2027年2月27日に結成50周年の節目を迎える(在日本大韓民国青年会中央本部提供)

2508-15-10 7面
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