在日韓国人信用組合協会(呉龍夫会長)はソウル市内のホテルで7月17日、「第75回通常総会」を開催。呉会長、木村弘理事(あすか信用組合理事長)、井上一成理事(信用組合広島商銀理事長)、大原清三理事(信用組合愛知商銀理事長)、鵜高利監事、金仁植事務局長、経営力強化委員会委員ら10人が出席した。
総会では2024年度収支決算案、25年度事業計画案などが上程され、全ての議案が原案通り承認された。
呉会長はあいさつの中で、「会員4組合の業績は25年3月末現在で、預金が1兆4000億円、貸出金が1兆1000億円までに増加し、当期利益は86億円を計上。全国143信用組合の中でもそれぞれ高い位置にランクされるなど、素晴らしい業績を示した」とし、前年度決算の特徴を(1)安定した預貸率(2)自己資本比率での推移(3)収益増加―の3点から分析、「自己資本比率と収益がともに上昇していることは望ましく、評価できる」と見通した。
また、「当協会会員組合は、取引先のほとんどが中小企業であることを踏まえ、自らの経営基盤である在日社会や地域経済を守るために4組合での強い結束のもと、引き続き金融支援に全力をつくす」としている。
総会終了後の今年度第3回理事会において、前期に続き呉龍夫・横浜幸銀信用組合理事長が会長に選任された。(ソウル=李民晧)
呉龍夫・在日韓国人信用組合協会会長が主催者あいさつを行う |