自由と人権を守る日米韓協議会(江利川安榮会長)と『統一日報』読者の会は25日、「李在明政権と韓米同盟」と題した時局講演会を開催。洪熒・本紙論説主幹が登壇し、都内の会場とオンラインで約20人が聴講した。
講演の終盤部分で洪論説主幹は、「端的に述べると、パワーハラスメントを世界各国に対し振りかざしている米国の現状を冷静に受け止め、敵に回すのではなく、同盟国が真に良好な関係を築くために、諫言を辞さない姿勢が重要」とした。また、〝核保有国は非核保有国に対し軍事攻撃を行ってはいけない〟という鉄則を破ったイラン攻撃(22日)に対し疑問を投げかけながら、韓国の李在明大統領がNATO首脳会議(24・25日)出席を見送った判断を「正しい決定」と話した。
洪論説主幹は、約200年前に国際紛争が表面化する前の時代を生きた英国の哲学者ジョン・スチュアート・ミル(1806~73年)の格言「ある物事に対し、自分たちの側だけを知り、相手の立場を理解しないのであれば、知っているということにならない」「情報収集に没頭するならば、判断能力を失う」―を引きながら、「1日30分でいいから、いい本を読み、現在の国際情勢についてじっくり考える時間や習慣を持つことが、私たちにとって大事だ」と話した。
6・25戦争開戦からちょうど75年が経過した25日、登壇する洪熒・本紙論説主幹 |