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最終更新日: 2025-04-17 09:30:00
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2025年04月08日 11:08
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韓日の最先端医療現況
強味生かし協力・連携

 韓国と日本はアジアを代表する医療先進国として、最先端医療の分野で独自の強みを発揮している。両国は技術革新や高齢化社会への対応を通じて、世界から注目される医療システムを築き上げてきた。ここでは、韓日の最先端医療の現状、特徴、そして今後の課題と展望について探る。


 ■IT活用・美容医療

韓国の医療は、情報技術(IT)と医療の融合、いわゆる「スマートヘルスケア」分野で日本よりも先を行っている。
例えば、ソウルの主要病院では、IoT(モノのインターネット)を活用した「スマート病院」が広がりを見せる。患者の健康データをリアルタイムで収集し、スマートフォンアプリを通じて医師と共有する仕組みは、診断の迅速化や遠隔医療の普及に寄与している。2016年に始まったこの動きは、25年には全国民の85%以上がスマートフォンを利用する環境を背景に、さらに加速している。
注目すべきは、体外診断用医療機器の分野だ。韓国はAI技術を駆使し、心血管疾患やがんの早期発見を可能にする診断機器の開発でリードしている。22年の医療機器生産額は約15兆ウォンだが、その38・4%が体外診断機器によるものだ。高齢化が進む中、携帯型心電計や在宅酸素療法機器など、在宅医療需要に応える製品も増えている。これらは、政府が掲げる「国産化」政策の一環として推進され、輸出産業としても成長を遂げている。
また韓国の美容医療は世界的に有名だ。ソウルの江南地区には数百の美容クリニックが集中し、最新のレーザー治療や脂肪溶解注射が手軽に受けられる。24年の法改正で免疫治療が国内で可能になり、医療ツーリズムも増加した。日本よりも低コストで高品質な施術を提供する点が強みだが、医師の技術差やトラブル後の対応に課題が残る。

 ■高齢者用・再生医療

他方、日本は再生医療と高齢者向け医療で最先端を走る。14年の「再生医療関連法」施行以降、アジアのバイオ企業が日本に集結。がん免疫治療や組織再生技術が実用化され、自由診療として提供されている。韓国からも年間1万~2万人が日本を訪れ、治療を受けていると推計される。
医療機関に地域による優劣の差がないことは韓国との大きな違いだ。例えばがん分野の上位300位以内に京都大学病院や北海道大学病院など地方の病院が複数ランクインしている。日本は全国的に均等な医療提供体制を整えているが、韓国では”優良病院”が首都圏に集中しており、地方との医療格差が社会的な問題となっている。
こういったなか近年、両国医療関係者の交流も増えてきた。
2月18日、大韓幹細胞治療学会と日本美容医療学会(JAPSA)はソウルで合同学術会議を初開催した。JAPSAは、美容医療業界をリードする医師の育成、全国の美容外科医の技術向上に取り組んでおり、韓日を代表するトップドクターが一堂に会し、美容医療と再生医療の法的枠組みや市場環境、最新技術の実施状況を比較し、グローバルな展望を探った。
また、韓国における最新の美容医療技術やトレンドを学ぶために韓国を訪問、研修を行う日本の医療団体も増加している。
韓日ともにそれぞれの強みがあり、協力・連携を図ることで、世界の医療分野をリードしていくと期待されている。両国の協力が活発化すれば、技術交流や人材育成で相乗効果が生まれ、アジア医療の新たな可能性が開けるだろう。

2025-04-09 5面
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