ログイン 新規登録
最終更新日: 2025-04-01 11:59:48
Untitled Document
ホーム > ニュース > 社会
2025年04月01日 10:50
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
少子化に伴う介護危機
出生率低下で経済縮小も

 少子高齢化は、現代社会において多くの国が直面する深刻な課題であり、特に韓国と日本はその最前線に位置している。両国は急速な人口構造の変化を経験しており、出生率の低下と平均寿命の延びから、高齢者人口が増加している一方で、労働力人口が減少している。この状況は、社会保障制度や経済に大きな影響を及ぼし、特に介護分野において新たな問題を引き起こしている。韓日の少子高齢化の進展とそれに伴う介護の現況と課題について考える。

 

 日本はすでに「超高齢社会」に突入しており、2025年時点で総人口の約3分の1が65歳以上と推計されている。
一方、韓国も60年には人口の約半数が65歳以上となる「超々高齢社会」が到来すると予測されている。韓国では出生率の低下が日本より進んでおり、23年の合計特殊出生率(TFR)は0・78人と世界最低レベルを記録した。
韓国では、過度な競争社会や就職難が若者の結婚を遅らせ、出生率低下に拍車をかけている。日本でも、晩婚化や非婚化が進み、出生数は23年に80万人を割り込んだ。両国は高齢者を支える若年層が減少する「人口オーナス」(子どもと高齢者に比べ労働人口が少ない状態)の局面に突入している。

 急速に増える介護が必要な高齢者

韓国の保健福祉部が3月12日に発表した認知症の実態調査の結果によると、現在の認知症患者数は約97万人で、来年は100万人、2044年には200万人を超えると推定された。
超高齢社会に突入した韓国に「認知症患者100万人時代」が目前に迫り、社会全体に介護という負担がのしかかる。
日本も同様で現在、高齢者人口3625万人となっており、25年にはこのうち20%が認知症になるという推計もある。
経済協力開発機構(OECD)が2月23日に発表した報告書「高齢者の介護は経済的に負担することができるか」によると、22年に韓国でLTC(長期介護サービス)が必要な高齢者の割合は3・0%(29カ国の中で26位)に過ぎなかったが、50年には7・4%に急増し、OECDで1位になると予測した。
同期間の増加幅は4・4ポイント(平均は1・2ポイント)で1位だ。先に少子高齢化が進んでいる日本は5・4%から7・0%だった。08年の介護制度導入の際、21万4000人に過ぎなかった長期介護保険の受給者は、昨年末116万5000人へと5倍ほど急増した。50年には334万人に増える。

 両国の介護事情

こういった状況のなか、問題になっているのは介護の問題だ。
韓国の介護制度は日本に比べて歴史が浅く、08年に導入された長期介護保険制度が基盤となっている。24年時点で、65歳以上の高齢者のうち約10%が介護サービスを受けているが、急速な高齢化の進展により需要が急増している。介護職員数は約50万人(23年推計)だが、高齢者人口の急増に伴い、40年には100万人以上が必要とされ、人材不足が深刻化している。
日本は、25年時点で、介護保険制度における要介護・要支援認定者は約650万人に上ると推計され、65歳以上の約18%が何らかの介護を必要としている。介護施設の利用も増えているが、特別養護老人ホームの待機者は依然として約30万人に上り、受け入れ体制の不足が問題となっている。一方で、介護職員数は約215万人(25年推計)であるが、需要は約253万人とされ、約38万人の人手不足が予測されている。このギャップは、低賃金や過重労働による離職率の高さが背景にある。
韓国の介護システムで日本と大きく異なっているのが「家族療養費」。日本ではケアマネジャーがケアプランを調整するのに対し、韓国ではその役割が弱く、家族介護に頼る傾向が強かった。家族療養費とは要介護認定を受けた高齢者や障害者を対象に、家族が直接介護を行う場合に現金給付を受けられる制度。家族自身が「家族介護者」として登録し、一定の条件(研修など)を満たすことで、給付金が支給される。韓国の伝統的な儒教文化では、子どもが親の面倒を見るのが当たり前とされてきた。だが核家族化や女性の社会進出により難しくなっており、家族介護への依存は徐々に減少傾向にある。
両国は、高齢化という不可避な現実を前に、政策、技術、人材、研究の各分野で連携を深め、学び合う必要があるだろう。日本は介護制度の経験を、韓国は急速な政策展開の柔軟性を活かし、介護人材の育成や技術革新を進めるべきだ。

 

 

2025-04-02 5面
뉴스스크랩하기
社会セクション一覧へ
都内で尹大統領弾劾反対デモ
限界なきハイブリッド戦 各国で世論操...
法治の根幹を揺るがす
「巨大野党が国を崩壊に導く」
金永會の万葉集イヤギ 第42回
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
北朝鮮人権映画祭実行委が上映とトーク
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません