新韓金融グループの晋玉童会長は先ごろ、株主あてに手紙を発送し「『持続可能性』を最優先課題に掲げ、『一流金融グループ』へと飛躍しよう」とのメッセージを伝えた。「新韓の共同体を維持していこう」と強調したのは、「大衆の銀行」をうたった在日同胞の創業株主たちの初心を忘れまいとする決意の表れとみられる。
■持続可能な一流
「外形と損益は将来的な存続を保証するものではない。私たちは『新韓に属する者全員で共同体を維持していかなければならない』との心構えで自身の役割を明確に認識し、『質的成長』に集中する」
晋会長は3月26日、株主総会と「新韓ファーストクラブ会員の夕べ」を終えた後、株主あてに手紙を送った。新韓の課題は「持続可能性」、目標は「一流金融グループ」に置き、そのために経営効率を高め、徹底的に資産の健全性を管理していくとの方針を立てた。特に、効率的に費用を循環させるべく、営業利益における経費率の見直しや資本配分の効率化を通して収益性の高いマージン管理を推めることを明らかにした。
晋会長は、株主総会の席でも「一流金融グループ」達成に向けたアジェンダを発表。第一に内部統制の確立、第二に顧客利便性の向上、第三にビジネス生態系の改革をリード、という3項目を掲げた。晋会長は「信頼なき企業は淘汰され、改革なき企業に成長はない。顧客や社会から『新韓なら信頼できる、やはり新韓は違う』と認めてもらえるような企業にしていきたい」との抱負を語った。
■若返った在日株主
株主総会当日の夜はソウル市内のホテルで、新韓金融の在日同胞株主が集うイベント「新韓ファーストクラブ会員の夕べ」が開かれた。イベントには日本から約380人の株主が参加した。以前との違いは、在日2世、3世が家族連れで参加するケースが増加したことだ。祖父母が創業した新韓金融を目の当たりにして、自身のアイデンティティーを確かめるという側面もあるのだ。
晋会長は歓迎の辞で「創業当時から新韓と共に歩んでこられた皆様の志を重く受け止め、新韓がこれからも50年、100年と発展を続けられるよう、私自身と新韓金融はより一層の努力を重ねてまいります」と述べた。
(ソウル=李民晧)
3月26日、在日同胞株主を迎える新韓金融の晋玉童会長と系列会社の社長ら |