【中央・東京】韓国中央会館で1日、在日本大韓民国民団中央本部(金利中団長)が「第106周年三一節中央記念式」を開催し170人が参加。なお、地方本部では名称が「三一節記念式」となる。
主管の民団東京本部の李壽源団長は開式辞で、「本国では政治的混乱が今も続いている。私たち在日同胞は混乱に動揺することなく、韓国の自由民主主義を守るため困難を乗り越えていかなければならない」と述べた。高隆博・民団東京副団長が「己未独立宣言」を朗読。朴喆煕・駐日本国大韓民国大使館特命全権大使は、大統領権限代行の崔相穆・経済副首相兼企画財政相の記念辞を代読した。金団長は、「先達の熱き思いを胸に刻み、自由と民主主義に基づく韓日両国の平和と繁栄のため、揺るぎない友好親善の使命を果たしていく」と記念辞を述べた。
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【大阪】民団大阪本部(金明弘団長)は同日、同本部で同記念式を開催、400人が参加した。
韓行伸議長の開式辞に続いて、独立宣言書の朗読を映像で紹介した。陳昌洙・駐大阪韓国領事館総領事が大統領記念辞を代読した後、韓日国交正常化60周年を記念する大きな行事について説明、在日同胞の協力を要請した。金団長=写真=は、「祖国の独立のため尊い命を捧げた、先人たちの英霊に哀悼の意を表する。今年は祖国解放80周年・韓日国交正常化60周年という記念すべき年にあたり、独立運動の歴史的意義を問い直すことは重要だ。韓日は共通の文化的基盤と自由民主主義の価値を有する戦略的パートナーとして、新たな親善の歴史が開かれることを願う。三一精神を継承し、民団は同胞社会の求心体として社会の発展に尽くしていく」と強調した。(大阪=韓登)
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【神奈川】民団神奈川県本部(李富鉄団長)は同日、横浜市の神奈川韓国会館で同記念式を開催、約80人が参加した。
開会の辞では、崔喜燮・民団神奈川議長は「2・8独立宣言」に触れ、韓国語で独立宣言文が読み上げられた。金玉彩・駐横浜韓国領事館総領事は、「この式典は、現在大きな政治的変動で揺れている本国にも大きな意味がある」とあいさつの中で触れた。李団長は、「総領事の参席は国家的な意味がある」とし、今後の韓日交流の促進と、三一節記念式典が後世に引き継がれていくべきと感慨を述べた。 |