都内の小学校のグラウンドで9日、在日本大韓体育会関東本部(文京一会長)が「第21回オリニ友好親善サッカー交流会」を開催。東京韓国学校初等部・東伊興小学校・FC西新井ジュニアに所属する韓日の小学生たちが、3チーム総当たり20分マッチの形式で交流試合を行った=写真=。会場には、出場した子どもたちやその保護者、各校の教職員、サッカー指導者、足立区サッカー協会や体育会ほか在日社会の関係者など、約100人が集まった。
昨年まで「日韓朝友好親善サッカー交流会」とされていた開催名が、今年から現行のものに変更された。文会長は「朝鮮学校の子どもたちが参加できなくなってしまったのは残念だが、2003年の第1回の開催以来、20年以上にわたり交流を続けてきたこれまでの実績には誇りを持っている」と話した。
交流会を観戦した在日韓国人2世の康信保さんは、「韓学も上手くなった。練習時間やグラウンドなど環境の問題、いいコーチに恵まれるかなど外部的な課題はあるが、もっとも重要なのは一人でも練習するようになること。最終的なところで、上手くなりたければ自分で練習するしかない。リフティングでもドリブルでも、サッカーはそれができる競技」としている。
交流会終了後、熱戦を繰り広げた子どもたち全員に向け、体育会関東本部から景品が手渡された。また、杉本優・足立区議会議員が子どもたちの健闘を労った。「サッカーだけでなく日韓の懸け橋として互いに仲良くなる機会にして欲しい」と述べた。
参加者に労いの言葉をかける杉本優・足立区議会議員
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