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最終更新日: 2025-05-08 06:26:48
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2025年02月04日 12:25
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【寄稿】東大教授の認識を問う 「白人が戦争で韓国を分断」とは!
朴容正・ジャーナリスト

 「著者の両親が韓国から移住したのも、白人が戦争で祖国を分断し、独裁体制を成立させたからだ。」(朝日新聞1月11日付「読書欄」)

評者の認識・見解なのか。「白人が戦争で祖国を分断」とは何を指しているのか。不可解である。評者は読者に何を伝えたいのか。「著者」とは「詩人として成功した韓国系アメリカ人」のキャシー・パーク・ホン氏。評者は前田健太郎・東京大学教授(行政学)である。

韓国における「戦争」とはおそらく「朝鮮戦争(韓国戦争)」(1950年6月開始。53年7月休戦)のことだろう。だが、①この戦争は「白人」が引き起こしたものではない。②しかもこの「戦争」によって「祖国(韓国)が分断」されたのではない。③そして「白人」が「独裁体制を成立させた」のでもない。④「白人」とは具体的に誰、どこの国を指しているのか。

史実としての「朝鮮戦争」は、北朝鮮・金日成による奇襲南侵によって50年6月25日に引き起こされた。しかも、朝鮮半島(韓半島)は45年の日本植民地からの解放時点で米ソによって既に南北に分断され、48年には南北にそれぞれ政府が樹立されている。

韓国および南北統一問題に関心をもち韓国の近現代史に関する書物を読んできた人ならば、前田教授の記述に違和感を覚え、その誤りに容易に気づくだろう。韓国近現代史を知らない多くの読者の理解を助けるどころか、逆にミスリードする記述となっている。

前田教授は、一週間後の朝日新聞1月18日付「読書欄」に浅羽祐樹著『比較のなかの韓国政治』を取り上げ、「本書は、韓国という国への認識を改めるための最良の手引となるだろう」と評している。昨年10月19日の「読書欄」ではカーター・J・エッカート著『韓国軍事主義の起源』、12月7日の同欄に崔誠姫著『女性たちの韓国近現代史』を紹介するなど、韓国近現代史に強い関心を示している。それだけに、「白人が戦争で祖国を分断」云々との記述は理解しがたい。ミスリードについて、まだ読者への「説明」がない。なぜなのか。

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