1月23・24の両日にわたり、外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)は「第39回公開講演会・全国キリスト者集会」を大阪で開催、約80人が対面とオンラインで参加した。
在日韓国基督教会舘で同23日、李相勲・名古屋学院大学准教授が「在日大韓基督教会の宣教論と外キ協運動」と題して講演。1987年に結成された外キ協の活動について歴史的に整理し報告を行った。
在日大韓基督教会大阪教会で翌24日、”地域から多民族・多文化共生の天幕をひろげよう”をテーマに礼拝と集会を開いた。関西代表者会議の尾島信之・日本基督教団大阪教区総会議長、鄭守煥・在日大韓基督教会総幹事、松浦謙・カトリック大阪高松大司教区シナピスセンター長、下川俊也・日本パブテスト連盟関西地方教会連合会長ら4人がパネラーを務め、報告とディスカッションを行った。司会を中家盾・日本キリスト教会近畿中会議長が務めた。
かつての在日コリアンの差別に対する抵抗の歴史(外国人登録の指紋押捺を拒否した人々を守るための戦いなど)において、それぞれの団体が関西地域で果たした役割がどのようなものであったか。また、在日コリアンに限らず、多国籍化している近年の外国人留学生の増加から、若い留学生たちが各団体にどのように接してくるようになったのかなど。テーマを共有しながら最近の傾向について語り合う場になった。
パネルディスカッション終了後、韓国基督教協議会(NCCK)のキム・ジョンセン総務が韓国からの連帯メッセージを寄せた。また、大阪での全国集会の総括として「宣言2025」を関西外キ連の今給黎眞弓さんが読み上げた。 |