米国を偉大にした大統領として記録されたいトランプ大統領が、あらゆる部門で革命的かつ大胆な政策・路線を打ち出している。トランプ政権はすでに就任前から宣言した通り、外交安保問題で米国優先の立場から、伝統的な同盟諸国の立場も考慮しないことを行動に移し始めている。
そのトランプ大統領が、ロシアや中国との関係再構築で北韓を梃子に使うという意志を明確に表わした。就任日に在韓米軍と画像通話をしたトランプ大統領側は、北韓を「核保有国」と呼んだ。トランプ大統領は、金正恩との接触、取引に期待を表している。
ルビオ国務長官は、CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)は幻想だと述べた。そして、トランプ大統領の側近のフレッド・フライツ米国優先主義政策研究所副所長は、自由アジア放送(RFA)とのインタビュー(24日、現地時刻)で私見を前提に「北韓との交渉再開のため、韓米連合訓練の一時中断も考慮すべき」と話した。トランプ大統領が2018年のシンガポールでの米・北首脳会談をきっかけに、北側が猛反発する韓米連合訓練中断を宣言した和解ジェスチャーを想起させた。
金正恩は自分の体制安全を保障する装置が必要だ。現在、中国との関係が最悪の金正恩としてはロシアに自身の体制保障を期待するようだ。トランプ大統領も先にプーチン大統領に会ってから金正恩に会うことになりそうだ。ロシアと米国はすでに北韓元山の葛麻半島の開発をめぐり競争する様子すら見せている。 |