韓国ドラマは各国で高い視聴率を得ており、日本のファンにも浸透している。関連書籍が刊行されるなど、作品を深く愛好する人も多い。「この脚本家の作品は必ず見る」と、ドラマを脚本家で選ぶというコアなファンの声も聞かれる。
本書には、『梨泰院クラス』の原作者でドラマ化にあたり脚本も手掛けたチョ・グァンジンさんや、第59回百想芸術大賞(2023年)脚本賞に輝いた『私の解放日誌』のパク・ヘヨンさんなど、さまざまな脚本家へのインタビューを掲載。
ここで取り上げた22人の脚本家は、韓流の黎明期から第一線を担ってきた大ベテラン、注目の若手まで絶妙なチョイスとなっている。
人々を魅了するドラマを生み出す脚本家は執筆にあたり何を大切にしているのか、題材をどのように探し、形にしているのかなど、思考と創作の過程に迫る。
韓国ドラマファンだけでなく、書くことに関心のある人、何かを創造する現場に携わる人にとって刺激となる言葉に満ちた一冊となっている。
本書は23年に、韓国のハンギョレ新聞社を母体とする雑誌『ハンギョレ21』と姉妹誌『シネ21』の共同制作で刊行された。
クオン刊
定価=2420円(税込)
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