韓国の大学教授らが、2024年の四字熟語として「跳梁跋扈」を挙げた。教授新聞が全国の大学教授1086人を対象に、昨年11月25日から12月2日まで「今年の四字熟語」をテーマにアンケートを実施した結果、41・4%(450人)が「悪人がはびこり思いのままに振るまうさま」という意味の「跳梁跋扈」を選んだ。
12月3日の戒厳令発令前に行われたアンケートであるにもかかわらず、なぜか現状と一致していることで注目を集めた。教授新聞は毎年12月、教授らの推薦と投票によって今年の四字熟語を決定している。
「跳梁跋扈」を選んだ中央大のチョン・テヨン教授(心理学)は「憲法では『権力は国民にあり』と定めているが、国の権力者は自分こそが権力そのものであるかのように振る舞っている」とした。
また、28・3%(307票)の支持を得て2位に入ったのが「厚顔無恥」だった。これは「面の皮が厚く恥を知らない」という意味で、釜山大学漢文学科のキム・スンリョン教授が推した。キム教授は「恥を知らず、言葉巧みに世相を批判している」と語った。
さらには「頭でっかちで博識なふりを装う1匹のネズミが国を混乱に陥れる」という意味の「碩鼠危旅」が18・5%(201票)で3位に選ばれた。 |