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最終更新日: 2025-05-08 06:26:48
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2024年12月27日 08:46
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何のための国会か、乱用された弾劾権
国会の立法暴走こそ「内乱」

 尹大統領の非常戒厳を契機にした内乱は、時間が経つにつれ、隠されていた双方の力の実態や限界が輪郭を現し始めた。野党が大統領の非常戒厳を制圧できたのは、現行憲法が古典的な「三権分立」ではなく国会に優位を与えたからだ。大統領の非常措置権まで制圧する最終権力は弾劾権だ。野党は李在明を大統領にするためこの弾劾権を乱用したが、李在明一党は今、この絶対権力の限界と副作用に気をつけねばならない状況に直面した。

 

 弾劾権という絶対権力の行使には一定の条件・制約が付いている。絶対権力の行使を正当化する対策・作業を伴わねばならない。特に極端な措置の副作用を緩和するメディア対策が必要だ。結局、尹政権に向けられた立法権力・弾劾権の限界と副作用を国民だけでなく野党自身が感じ始めた。また「人民裁判式」「魔女狩り式」「紅衛兵式」弾劾の光景は、野党と李在明のイメージを立法暴走、弾劾中毒症に陥った集団とし、政治的・戦略的に得より失が多いことを認めざるを得なくなった。
権力は静かに行使するのが望ましい。権力の誇示は反感を呼び敵を作るからだ。だが「権力は残酷に行使せねばならない」と言い放ってきた李在明は、不正選挙で得た圧倒的議席を信じて気をつけなかった。もはや野党が李在明を大統領にするため手段方法を選ばないことを皆が分かった。
李在明側は裁判中の各種刑事犯罪が大法院で有罪と確定する前に大統領になれば、刑事訴追を止められると計算し、尹大統領を無条件に引き下ろし、早期に大統領選挙を行う計画だが、当初から一方的な思いだ。
尹大統領側の抵抗が予想より強いうえ、朴槿惠弾劾の学習を経験した国民が多い。大衆扇動と洗脳で革命的な雰囲気を作り、権力を掌握することは難しい。世論と選挙を操作する方法しかない。これは李在明側が自ら招いた状況だ。国会の圧倒的多数の議席を、子供が手にした武器のように振るってきたことが自らを縛ったのだ。李側の行動原則・基準は、権力の掌握の邪魔になるのはひたすら除去、破壊することだけだ。
非常戒厳への素早い反撃で、尹政権を全て「内乱勢力」と決めつけ同士討ちで公権力を無力化、大統領弾劾訴追までは成功したが、憲法裁判所の掌握段階からは脅迫と懐柔が計画通り進まない。すでに禹元植国会議長が有力な次期大統領候補に上がった。
物理的な勢力動員においても、左翼は民労総など支持基盤の拡張と動員力が限界に達した。反面、右派は着実に組織動員力を拡大している。メディアにおいても言論労連を中心とした偏向的媒体などの検閲や洗脳効果が急速に低下することを止められない。問題は右派に組織された強力な政治集団・政党がないことだ。「国民の力」には強力な闘士型人物がほとんど見えない。国民の力は、日和見主義、敗北主義、奴隷根性的な雰囲気が党を支配している。韓東勳の退場後、登場した権寧世非常対策委員長も難局を突破するリーダー型でない。
「国民の力」党は、尹大統領の弾劾が棄却され職務に復帰しても、大統領を中心に政局を主導するより、既得権層が野合する改憲の方へ引きずられていく可能性が大きい。朝鮮日報などがすでにそのような方向で世論工作を始めた。
トランプ大統領の就任を契機に国際秩序は激しく揺れるはずだ。韓国が内乱の混沌状態を早く乗り越えないと、巨大な荒浪が韓国を飲み込む。政治が弾劾攻防に没頭し続ければ国民が立ち上がる。国民は政治のリセットを望んでいる。国会解散を求める国民の蜂起がいつでも起こり得る。物理的暴力を抑える足鎖が解けるのを待つ集団もいる。トラクターを運転し大統領室に迫った民労総傘下の「全農」がそれを見せた。

 

2025-01-01 1面
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