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2020年03月18日 00:00
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【コラム】武漢コロナから宇宙時空を考える

 世の中、コロナウイルス一色だ。日常生活を直撃し、何かと不自由な生活を強いられている。人が行き来しなくなったりして、経済活動も停滞しつつある。たかがカゼ、たかが肺炎と甘く見ていたはずなのに、日本やアメリカなどで非常事態宣言を発令するなどとんでもない深刻な事態に陥っている。
コロナという語は、太陽大気の最外層で、皆既日食の時、太陽のまわりに真珠色の淡い冠状の光として見えるものという意味だそうだが、コロナと名づけられたウイルスは、宇宙構造に似ているということか。
コロナウイルスは、何百というウイルスの仲間のひとつで、発熱や呼吸疾患を症状も引き起こすといい、2019年に発見された武漢コロナウイルスは、ヒトに感染することがわかっているコロナウイルスの仲間の7種のうちのひとつで、動物からヒトに感染するというものらしい。
考えてみれば、この世のものはすべて宇宙の生成物であることは自明の理となっている。自然に生かされるとはこのことだろうと思うが、最近の宇宙科学の発展で、今まで知られなかった宇宙の仕組みが次第に明らかにされつつある。
太陽が火の玉の物体であり、その周りを地球や火星、木星、土星が回り、地球の周りを月が回っていることは誰しもが知っていることだが、なぜ、広い空間に火の玉が浮かんでいるのか、その周りを規則正しく周回する岩石や氷の塊があるのはなぜか、などの疑問にはいまなお誰もが答えられないでいる。
巨大で精細な望遠鏡が、100億光年以上かなたの宇宙の果てをとらえた画像がテレビなどで放映されているが、人類の時空でとらえれば、無限の世界の出来事だ。何十億光年の世界が、1秒2秒の時間で人間の眼に観察されるのだ。その宇宙世界が間近に迫っているように錯覚してしまう。
土星探査機カッシーニの13年間の観察により、土星の南極は地球の4倍の広さの雲で覆われ、時速180キロメートルの風が吹いているという。地球での時速50キロメートル、60キロメートルで多くのものが吹っ飛ぶという規模のものではない。また土星のあの美しいリングは氷の塊であり、1億年後には消滅するという。宇宙には、想像もできない破壊力が充満しているのだ。
それが、穏やかにみえるのは、人類時空と宇宙時空があまりにもかけ離れたものだからだ。天の川で牽牛と織姫が1年に1回出会うというロマンは、人間の眼には何も動いていないように見える宇宙時空の広大さのためだ。
太陽系が属する銀河系星団は、横にあるアンドロメダ星団と20億年後には衝突し、合体してしまうという。そうなれば、地球はどこか遠くへ弾き飛ばされ、生命も存在しなくなるという。
そのような宇宙時空ではなく、現実の人類時空に立ち戻って、人類は今、非常に平穏で幸せな時代に生きていることを実感し、武漢コロナウイルスの克服に英知を結集して、一刻も早くその危機を解消してくれることを願うばかりだ。
(韓登)

2020-03-18 3面
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