ログイン 新規登録
最終更新日: 2024-10-02 04:33:24
Untitled Document
ホーム > 主張 > オピニオン
2016年11月09日 10:26
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
瞻星臺=編集余話

 トリアージ。災害や大規模な事故などで一度に大量の救急患者が搬送された際、医療機関などで救命措置の優先順位を決めることを指す。この概念が生まれたのは戦場。考案者はナポレオンだったという▼現在広く普及しているトリアージにおいて、最初の判断基準は歩けるかどうかだ。歩ける傷病者なら、治療は最も後回しになる▼次に見るのが呼吸の有無。呼吸がなければ気道を確保し、呼吸があればその回数を、次いで血液などの循環を見る。最後に意識レベルを確認して4段階で優先順位を決める▼タグの色は4つ。赤、黄、緑の順で処置が施される。歩ければ緑、意識があるなら黄色といった具合である。黒のタグは、救急処置を施しても助かる見込みが少ないということを意味する。事実上の死亡扱いだ▼医療以外の分野においても、どの課題を優先的に解決するかを見極め、適切に対処することが重要になる。会社経営しかり。国家運営は言わずもがなであろう▼韓国には取り組むべき課題が山積している。安全保障や経済、外交など。細かく見れば、それこそきりがない。一刻も早く有効な手立てを講じなければならないのに、医師は不在だ▼ナポレオンの時代から約1世紀、戦場におけるトリアージでは、敵軍の兵士も対象に含まれ、多くの命が救われた。人道に配慮しているという宣伝の側面があったためだが、国家運営にあたっては外国を頼ることなどできまい。韓国は黒いタグを貼られる前に、自力で局面を打開するしかないのである。

2016-11-09 1面
뉴스스크랩하기
オピニオンセクション一覧へ
韓国の石油精製品好調
金永會の万葉集イヤギ 第24回
金永會の万葉集イヤギ 第23回
頻発する韓国企業の技術流出
金融市場にも韓流の風
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
北朝鮮人権映画祭実行委が上映とトーク
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません