柳興洙・駐日大使の「歓送会」が13日、都内のホテルで開かれた。民団関係者のほか、日本の国会議員も出席した。
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日韓親善協会中央会の河村建夫会長から花束を贈られる柳興洙大使(写真左) |
民団中央の呉公太団長は「韓日関係が冷え込んだ中、苦労なさったと思うが、昨年12月に慰安婦問題で合意に至った。関係改善は柳大使の人柄だからなしえたこと」と述べ、団長としてともに仕事ができたことへの感謝も伝えた。
日韓親善協会中央会の河村建夫会長は「赴任前から柳大使とは深い付き合いがあった。朴槿惠大統領も考え抜かれた人選だったのだろう。その成果があった」と、関係改善の労をねぎらった。
日韓議員連盟の額賀福志郎会長は「もう少し残っていただきたかったのが本心。何もなくても月に1回は会っていた。本国に帰られても何かあればお願いしに行く」と話した。
柳大使は「赴任前の韓日関係は冷え込んでいたが、朴大統領から『2015年を新しい韓日関係の元年に』といわれた。私は数え年で80歳。任命された2014年当時は政治を離れて10年もたっていたので、緊張や負担があったのは事実だった」と就任当初を振り返った。しかし「ここにいるみなさんのおかげで両国関係は暗いトンネルを抜けられたのだと思う」と謝意を示した。だが、正式の発令もないのに「歓送会」は軽率では、という指摘も。 |