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2014年02月26日 00:00
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大韓民国への反逆 その連鎖を絶て④
反国家団体の構成員が国会議員に?

 内乱陰謀に問われた李石基と、彼が率いたROの主要メンバーを裁いた水原地裁は、1審判決を通じて、ROが指揮体系を整えた組織、つまり、反国家団体であると明確に判示した。1審は、昨年5月の会合に出席した者をROメンバーと判断したが、この会合には統合進歩党の金在妍と金美希議員も出席していた。
 統進党所属議員6人のうち3人、つまり所属議員の半数がRO(=内乱陰謀集団)の構成員であると裁判所が判断したのだ。統合進歩党の解散は動かせない状況になりつつある。
 李石基一党は1審判決に不服を申し立て抗告した。従北勢力を庇護してきた民主党は相変わらず国会で李石基を除名するための措置を遅延させている。
 李石基一党を庇護し救援しようとする活動は、日本内でも組織的に展開されている。”従北の元祖”である朝総連と韓統連が中心だ。朝総連と韓統連がROと同じ従北である理由は、彼らが純粋に李石基の無罪を信じているのではなく、平壌の指示に盲目的に従っているからだ。
 法務部は、大韓民国を否定し転覆をたくらむ「利敵団体」解散のための法的措置を推進していると報道された。現在、活動し機能している利敵団体・反国家団体は12団体以上。このうち2つが、日本内にある朝総連と韓統連だ。
 朝総連と韓統連は平壌の指示に従って動く。朝総連は言うまでもないが、韓統連は、自分たちが韓国の民主化と統一運動勢力だと主張してきた。しかし、韓統連は結成以来40年以上、大韓民国と日本は批判、攻撃しても、北に対しては、金日成・金正日・金正恩3代を経ながら、一度も批判したことがない。
 韓統連は、住民を虐殺してきた北の暴圧体制も批判したことがない。核・ミサイルの開発にも沈黙してきた。人口の5%が軍隊に属する兵営国家の戒厳統治、いわゆる「先軍政治」という軍国主義についても触れたことがない。また、今まで平壌が行ってきテロと拉致など国家犯罪に対しても、北を非難したことがない。
 韓統連は、北の挑発と破壊行為に対応する大韓民国と米韓同盟を糾弾してきた。もちろん、韓統連は金正日と連邦制を推進した金大中や盧武鉉政権に対しては攻撃しなかった。
 韓統連は、今年も韓米連合訓練中止を要求している。北側の核先制攻撃の脅威にも沈黙してきた彼らは、大韓民国を防御するための訓練に反対するのだ。
 朝総連も「維新独裁が復活して李石基に内乱陰謀罪をかぶせた」と非難している。この利敵団体(反国家勢力)は、裁判所が1審で李石基の内乱陰謀を証明できなかったと主張している。ぞんざいに拍手をしたという罪で、張成澤に1回の軍事裁判で死刑を宣告し、すぐに処刑した金正恩体制に追従しながら、李石基内乱陰謀事件は操作されたものだと言い張る勢力は、李石基と同じか、あるいはそれ以上危険な革命勢力だ。
 ところで、日本にはRO、統進党勢力がどれくらいいるだろうか? 統進党党員であることを証明するのは容易ではない。だが、少なくとも何人かは客観的に、法的に統進党党員と断定することができる。
 その中には統進党と李石基よりも危険な従北派がいる。早稲田大学の客員教授として知られている康宗憲は、従北・統進党党員であることがはっきりと確認されたケースだ。
 康宗憲は大韓民国の裁判所が確認した利敵団体に加入して重要な役割を果たしてきた。康宗憲の反国家、利敵活動は未成年の時に始まった。そして、ついに国会を革命の橋頭堡にしようとした李石基と一緒に国会進出を図った。利敵団体の核心的な構成員が大韓民国の国会議員になろうと乗り出したのだ。
 国会を革命の橋頭堡にして内乱を陰謀した李石基とROの背後に康宗憲の暗躍が見られる。康宗憲は北の対南工作員として、非転向囚として、利敵団体の「汎民連」と韓統連の核心幹部として、統合進歩党の幹部として、金氏王朝に忠誠を尽くしてきた。そして康は今も、大学の教壇で革命の種をまいて、若い魂を汚染している。
 康宗憲の人生を追跡すれば、彼の正体だけでなく、平壌と朝総連と韓統連、そして日本内の親北勢力らの素顔が表れてくるはずだ。康宗憲が金氏王朝3代にどのように忠誠してきたのかをこれから検証してみよう。
(続く)

2014-02-26 1面
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