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【ソウル】済州道(チェジュド)で行方不明となったチャン・ミランさん(37)の届け出を、担当警察官が受理から約2時間で終結処理し、警察のシステムに「交通事故死」と虚偽の理由を入力していたことが分かった。チャンさんと連絡が取れたため処理したという警察官の説明とも食い違っており、行方不明者捜査を一人の担当者に任せていた警察の管理体制の不備が浮き彫りになった。
済州警察庁などによると、担当だったブ警長(34、警長は日本の巡査長に相当)は5月15日、チャンさんの行方不明届を終結する際、行方不明者プロファイリングシステムに「交通事故死」と入力し、事件を管理対象から外していた。警察は、終結理由を「死亡」と入力すると、ほかの行方不明事件の捜査官が事件内容を閲覧できなくなる仕組みを、ブ氏が悪用した可能性について調べている。
ブ氏はこれまで、「チャンさんと連絡が取れたが、本人から居場所を知らせないでほしいと言われた」と説明していた。しかし、通話記録などから実際に連絡を取った事実は確認されていない。24日には済州市で、歯型がチャンさんと一致する遺体が発見された。
今回の問題では、担当警察官一人が行方不明届の受理から事件の終結までを事実上、単独で処理できる仕組みも問題視されている。
ブ氏が受理当日に終結処理した別の60代男性の行方不明事件では、家族が自殺の可能性を訴えて警察署を何度も訪れていた。それにもかかわらず、捜査チームはブ氏の「元気にしているそうだ」という説明だけを信じ、家族を帰していたという。
こうした問題を受け、警察庁は行方不明事件を終結する際、管理者の承認を義務付ける制度の導入に乗り出した。チャンさんの事件などを巡る指揮責任を問うため、済州西部警察署の元・現署長、刑事課長、行方不明事件担当チーム長らを待機命令とし、監察調査を進めている。 |