都内の駐日韓国文化院ハンマダンホールで1日、民団東京本部が「第102周年関東大震災韓国人殉難者追念式」を開催。民団関係者や日本の政財界関係者ら280人が参席した。
国民儀礼、経過報告、呉永錫団長と駐日韓国大使館の金壯炫大使代理による追念辞の読み上げ、東京韓国学校高等部合唱団による追悼歌、献花の順で滞りなく執り行われた。
呉団長は追念辞を通じて、102年前の震災で犠牲になった韓国人への追悼を捧げるだけでなく、「韓日両国が平和と人権、共生と協力の道を共に歩むことを固く誓う場でもある」とし、「未来を担う次世代へ正しい歴史認識と平和の価値を継承する責務がある」と述べた。
金大使代理は、「私たちは過去を直視し、犠牲者の方々を追悼しながら、痛みを癒すため共に努力しなければならない。韓日両国は互いに話し合い、理解し合いながら、このような努力をこれからも続けて行くべきと考える」と述べた。
両氏の追念辞は、韓日国交正常化60周年に当たる今年、両国が未来志向的な関係へと進んでいけるようこれまでの歴史から学びつつ、不透明な世界情勢の中で考えられる協力のあり方を模索する点が共通していた。
1日、102年前に震災が発生した午前11時58分に合わせ、黙とうを行った参列者たち |