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最終更新日: 2025-05-27 12:01:12
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2025年05月13日 11:02
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【社説】戦争を避けるためには、何が問題かが分からなければならない

 戦争は、国家間の葛藤が外交的に解決されないとき、物理的力に訴え、決着を図ることだ。内戦も戦争だ。ただ、戦いの相手が外国ではなく、国内の敵対勢力間の物理的衝突なのだ。
ウクライナ戦争が続いている中、ロシアが戦勝節80周年行事を行った。ロシアの戦勝節行事を見ながら今、国際秩序がどれほど危ういか、世界大戦がどれほど近いかを改めて痛感する。
ロシアは「特殊軍事作戦」の目標としてウクライナの非ナチ化、非武装化、NATO加入阻止を宣言、今もこの目標のため戦争を続けている。プーチン大統領はファシズムに対する勝利の重要性を強調する。彼はロシアと中国は、歴史的真実と戦争の記憶を守り、現代のネオナチと軍国主義に対抗し戦うと言った。
ところが、西欧はロシアの主張を一蹴し、ウクライナを全面支援している。ロシアとEU(欧州)はこの戦争を続けるしかない。結局、戦勝節80周年を契機に、歴史の記述が正しいかどうかを問うしかない。
ロシアは、第2次世界大戦で、ソ連(ロシア・スラブ族)の絶滅など世界征服を主張したナチスと戦った。ナチスを敗退させた主役はロシア(ソ連)だ。第2次世界大戦で、米・英の人命被害合計はソ連の25分の1にもならなかった。
ナチズムを西欧、ドイツ自身が徹底的に清算したという主張は虚構か不完全だ。ヒトラーのドイツに協力したフィンランドなどの国々の主張、歴史記録なども信じられない。ヒトラーと手を組んだフィンランドの場合、レニングラードの150万の民間人の死に半分の責任がある。
西欧は第2次世界大戦後、共産全体主義との闘争という名分を掲げ、ナチス勢力への徹底な清算をしなかった。逆に温存、支援すらした。特にNATOは東西冷戦終息後、反共軍事同盟という性格(アイデンティティー)を捨てた。西欧は精神的・道徳的に自由民主主義の価値から離れた。対抗・牽制勢力がなくなった西欧は、健康な自由民主主義体制から離れ、放縦と暴走を続けてきた。こうした事情・歴史を背景に、グローバル全体主義とナチズムが復活した。
人種的偏見、優越感などでナチスドイツに協力した国々が長い沈黙と自制を破り、グローバル全体主義を追求するEUの左派エリートなどの扇動に洗脳され、ロシア攻撃に加担している。
福祉を謳歌してきた北欧諸国がロシアと戦争を準備している。文化的に異質なイスラム難民などは受け入れながら、なぜ長い歴史と文化を共有してきたロシア(スラブ)は敵対するのか。
ウクライナ戦争は文明史の流れを変えた。アフリカが再び西欧の植民支配から独立に向けて闘争している。歴史を捏造し、グローバル全体主義覇権を追求する西欧は、その貪欲と不正直性と偽善によってソフトパワー戦争で敗北している。EUは加盟国の国家主権を認めず、選挙管理と選挙結果に干渉する。
この文明史的激動期に韓国は大統領選挙を控えている。現在の状況は、冷静に見て同じ国で未来の同じ方向を目指しているととても思えない状況だ。
そもそも、選挙を通じて統治勢力を定める「民主政治制度」が人類最高の発明品だと自慢、美化できるものか疑問だ。特に、国家のリーダーシップが不安定な政権交代期・選挙は、動物が脱皮する瞬間のように極めて脆弱だ。韓国も現代史を見れば、周辺国が例外なく韓国の政権交代の脆弱した瞬間を利用(悪用)した事例が多く見られる。
韓国民の大半が少なくとも過去2回の総選挙と1回の大統領選挙が不正選挙であったことを明白に主張してきた。しかし、公正な競争、公正な選挙を保障せねばならない国家機関・当局はこれを黙殺してきた。自由と尊厳を否定されれば抵抗は当然だ。投票を通じて基本的な価値と権利が改善、回復されなければ内戦は避けられない。対話と妥協のためには何が問題かを正確に知らねばならない。

2025-05- 1面
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