【東京】移民政策研究所 公開研究会
■日時 2009年11月27日(金)19時00分~、どなたでも無料で参加可能。
■会場 港区勤労福祉会館 第一集会室(都営地下鉄 三田駅 A7出口より徒歩1分、JR 田町駅西口(三田口)より徒歩5分)
■発表者 坂中英徳 (移民政策研究所所長 人道移民支援センター代表)
■プロフィール 1975年に論文「今後の出入国管理行政のあり方について」(坂中論文)を発表。その後、一貫して在日韓国・朝鮮人問題と取り組み、いま人道移民支援センター代表として日本に帰って来た北朝鮮帰国者の定住支援を行っている。
■テーマ 「北朝鮮帰国者問題の本質に迫る」
■発表要旨 1959年12月14日は975人の在日コリアンおよび日本人妻らを乗せた最初の帰国船が新潟港から北朝鮮の清津港に向けて出発した日である。戦後最大の悲劇である北朝鮮帰国者問題の真相を究明しなければならないと考えている。この問題を歴史の闇に葬らせるわけにはいかない。北朝鮮帰還事業開始から50年の節目を迎え、50年前の日本中が熱狂した北朝鮮帰国運動とは何だったのかを総括する必要がある。それとともに、現在すでに北朝鮮の迫害から逃れて日本に亡命してきた帰国者が約200人にのぼること、北朝鮮帰国者問題はこれから日朝間の最重要の問題に発展することを、国民に知ってもらわなければならない。以上のような思いから、40年近く在日韓国・朝鮮人問題に取り組んできた経験を踏まえ、かつ、現在は移民政策研究所人道移民支援センター代表として日本にUターンした帰国者の定住支援活動を行っている立場から、北朝鮮帰国者問題の本質に迫る話をしたい。