かつて米国に次ぐ世界第2位の経済大国だった日本の名目国内総生産(GDP)が、2027年にインドと英国に相次いで追い抜かれ、世界6位に後退する見通しとなった。日本が世界5位圏内から脱落するのは、1960年以来67年ぶりとなる。
国際通貨基金(IMF)が今月発表した「世界経済見通し」によると、日本の名目GDPは2026年の4兆3419億ドルから、2027年には4兆4676億ドルへと小幅な増加にとどまる見通しだ。
一方、インドの2027年の名目GDPは4兆5211億ドルとなり、日本を抜いて世界4位に浮上する見込みだ。英国も4兆4889億ドルに達し、日本を上回って世界5位となる見通しだ。今年4月のIMFの予測では、英国が日本を上回るのは2029年とされていたが、わずか半年で2年前倒しされた。
専門家らは、長期化する円安によってドル換算のGDPが目減りしていることに加え、日本経済の低成長が定着していることも要因だと分析している。
一方、韓国の2027年の名目GDPは、2026年の約2兆2458億ドルから2兆5395億ドルに増加する見通しだ。世界順位は前年と同じ12位となる。