【ソウル】「ヌリ号の速度が秒速7.5キロに達しました」
7日午後0时36分、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターに案内放送が響くと、拍手が湧き起こった。11分前、轟音とともに炎を噴き上げて秋空へ飛び立った韓国型ロケット「ヌリ号」が、衛星を地球の軌道に投入するための目標速度、秒速7.57キロに達したことを知らせる放送だった。
ヌリ号は高度約576キロで、超小型衛星群「ネオンサット」2~6号の5基を放出。続いてキューブサット9基も送り出した。計14基の衛星を軌道に投入し、5回目の打ち上げに成功した。2021年の初回打ち上げでは失敗したが、2022年以降は4回連続で成功。韓国のロケット技術の着実な進展を示した。
今回の打ち上げで主な任務を担ったのは、ネオンサットだ。1基当たりの重量が100キロ未満の超小型衛星で、複数の衛星が連携し、朝鮮半島を1日3回以上撮影できるよう設計されている。韓国が独自開発した衛星群の複数基を一度に打ち上げたのは初めてで、予定時刻通りの打ち上げも初となった。一方、搭載されたキューブサット10基のうち、クォータニオンの「パーサット02」1基はロケットから分離されなかった。
今回の成功は、宇宙開発における民間企業の役割拡大という点でも大きな節目となった。4回目の打ち上げではロケット製造の統括を担ったハンファ・エアロスペースが、今回は打ち上げ運用にも本格的に参加した。従来、韓国航空宇宙研究院が中心となって担ってきた業務の一部が民間企業に移った。
宇宙航空庁の呉泰錫(オ・テソク)庁長は「2032年まで毎年1回以上、ヌリ号を打ち上げる」と述べ、「目標とする軌道や時刻に合わせて多様な任務を遂行できる宇宙輸送能力を実証した」と評価した。