【ソウル】韓国の通貨ウォンが対ドルで上昇している。19日のソウル外国為替市場では一時、1ドル=1300ウォン台までウォン高・ドル安が進み、約11カ月ぶりのウォン高水準となった。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測の後退でドルが軟調に推移するなか、韓国企業によるドル売りも重なった。
19日のウォン・ドル相場は午後3時30分時点で、前日比14.1ウォンのウォン高・ドル安となる1ドル=1397.7ウォンで取引を終えた。1400ウォンを下回るのは2025年10月2日以来、10カ月ぶり。 ウォン高の背景には、FRBが来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げするとの見方が後退し、ドル売りが進んでいることがある。韓国国内でも、8月末の法人税の中間予納を前に企業が保有するドルをウォンに換える動きが強まっている。
市場では、当面ウォン高基調が続くとの見方も出ている。iM証券のパク・サンヒョン研究員は、外国人投資家による韓国株の買い越しが続いていることに加え、企業によるドル売りが増える可能性を指摘し、「1ドル=1300ウォン台の流れが強まる」と分析している。