【ソウル】米陸軍は18日、韓国の防衛大手ハンファ・エアロスペースと、次期自走砲の試作品を開発する「機動戦術砲(MTC)」事業の契約を締結したと発表した。韓国製の防衛装備が、世界最大の防衛市場である米国に供給されるのは初めて。韓国の防衛産業にとって、米国市場への本格進出に向けた重要な一歩となる。
今回の契約ではハンファの「K9MH」装輪自走砲が試作機として単独で選定された。ハンファ・エアロスペースも同日、米陸軍に試作品6門を供給する契約を締結したと発表。
契約期間は4年。米陸軍は試作品の製造から性能試験、実戦を想定した評価までを行う。6門に加え、最大12門を追加発注できるオプションも含まれており、契約額は約1億30万ドル(約165億円)。追加発注を含めた総額は最大約2億6290万ドルに達する見通しだ。
韓国にとって今回の契約の意義は、単なる防衛装備の輸出にとどまらない。世界最大の軍事大国である米国の陸軍が韓国製装備を次期自走砲の候補として選定したことで、韓国防衛産業の技術力と価格競争力を米国市場で示す機会となる。