西欧中心の国際秩序の崩壊がNATOの分裂と崩壊として現れている。大西洋同盟の崩壊の背後、深淵には西欧文明の衰退がある。いずれにせよ、巨大な国際秩序の板の上に浮かんでいる韓半島分断構造にも決定的変化が避けられない。
韓国内戦での右派の非勢は、西欧文明の衰落と脈を共にする。人間の基本的な人性も備えていない勢力が国家権力を掌握した韓国は、この文明史の転換期に主導的に対応していない。
封建王朝の4代目を準備中の北側も、核武装には成功したものの、金正恩は南北が同じ言語、同じ文字、同じ姓を使っているにもかかわらず同族ではないと否定、敵意を鼓吹している。
韓国の内戦は根が深い。「6・29宣言」(1987年6月)という韓国版「国共合作」がその起源だ。
40年余りの長い内戦で、社会主義革命を目指した左派は「民主化運動」に偽装した政治思想闘争で、国内外の左翼はもちろん、韓国の友の日・米など西欧リベラルとの統一戦線も成功した。
左派は政治思想工作で右派を孤立させ、社会全般に陣地を構築した。自生力や闘争力の足りない右派は左派の敵数にはならなかった。左派はついに5人の非左派、または右派大統領(全斗煥、盧泰愚、李明博、朴槿惠、尹錫悦)を粛清、収監した。左派は歴史を歪曲、彼らの勝利を正当化し人民裁判を通じて大統領たちを除去した。左派に掌握されたメディアらが扇動・洗脳の先頭に立った。
選挙民主制度は、健全な常識と知力を持つ有権者の存在を前提とする。左派は長い内戦を通じて「実定法」をもって自由民主憲法とその核心価値を守る法的装置を段階的に無力化した。国家保安法、国情院、防諜司令部、公安検察や警察などを無力化、粛清した。その結果今、韓国社会はストックホルム症候群と自家免疫疾患状態だ。自ら選んだ大統領を人民裁判にかけた。
ポピュリズムで有権者を買収、自由を否定し破壊する自由まで許す扇動は難しいことでない。李在明一党は、弾劾政変で国家権力を掌握してから9カ月も経たず韓国を回復不可能な状態にした。彼らは今、内戦での勝利を強固化する最後の段階として改憲を推進している。韓国には右派国民を代弁する政治勢力がない。だが、この内戦の最終対決は北韓同胞の解放をめぐって展開される。自由右派は絶望する必要がない。この決定的な瞬間に備えれば良い。