ライター・編集者 青嶋昌子さん特別寄稿

静岡唯一の韓国専門書店「あおぶんこ」
日付: 2026年02月25日 10時39分

 2024年6月、住み慣れた東京から故郷の静岡市葵区へと居を移し、その年の9月に静岡で唯一の韓国専門書店「あおぶんこ」をオープンした。ライター、編集者、図書館司書と、一貫して本に関わる仕事に従事してきたが、売るのは初めてだった。
当初は古書のみを扱う予定で、古物商の許可を取ったが、やがて直取引のできる出版社や取次をみつけて新刊書も置き始め、気づいたら1年が過ぎた。東京・神保町にある韓国専門書店「チェッコリ」代表の金承福さんが折に触れて助言してくれたおかげで、なんとかここまで続けてくることができた。
お客さんは決して多くはないが、店で実施している読書会や韓国語講座を通して、着実に常連さんは増えている。「ここならあると思って」と言いながら、うれしそうにハン・ガンの本を手に取る方、在庫切れの本を「ここで買うから入荷したら教えて」と予約してくださる方……。
そんな、韓国の文学やエッセイ好きの方々に支えられて、今日もあおぶんこはオープンしています。

 


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