故郷の家・東京で〝恩送り〟

歌手・金嶋昭夫さん新春コンサート
日付: 2026年01月27日 09時30分

 社会福祉法人「こころの家族」(尹基理事長)が運営する特別養護老人ホーム「故郷の家・東京」で21日、歌手の金嶋昭夫さん(韓国名:金昭夫)をゲストに招き新春コンサートを開催、入居者や近隣の自治会関係者ら約150人が参加した。
コンサートの開始に先立ち、近隣自治会の杉本昌典・ニュートンプレイス新東京フォーラム会長が登壇。「地域に開かれた施設として、今後も共に歩んでいきたい」と祝辞を寄せた。
金嶋さんは、自身の楽曲だけでなく、日本の演歌や韓国歌謡をメドレー形式を交えつつ、アンコールを含め15曲を熱唱、14曲目の最中には客席を回り、入居者一人ひとりとの握手を求め、エールを送った。
全ての曲を披露し終えると、施設を代表して入居者で在日2世の高良順さんから花束が送られた。高さんは、「体調と向き合いながら、100歳以上まで元気に生き抜く決意」と謝辞を述べ、会場は大きな拍手に包まれた。
尹理事長は冒頭あいさつで、かつて「故郷の家」を大阪の堺市に設立する際、金嶋さんから多額の寄付金を受けたことを紹介。金嶋会長を〝在日の奉仕王〟と呼び40年来の親交があると話した。
なお尹理事長によると、今回の公演は今年10月をもって故郷の家・東京が開設10周年を迎える年であるのを記念した、第一弾のイベントであり、今後「3カ月に1度のペースで地域開放型の交流イベントを実施していく予定」とのこと。
金嶋さんは、自身の最新楽曲『恩送りの人生』を歌い上げる目前、「皆さんを見ていると、私は自分の母親を思い出す。今日皆さんには〝100歳まで生きる〟という約束を私として頂きたい。親が100歳まで生きてくれるということが、子どもや孫への最大の貢献になる」とし、多くの入居者と握手を交わした。

21日、故郷の家・東京での新春コンサートの一幕。歌手・金嶋昭夫さんが15曲を熱唱


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