高市早苗首相の「存立危機事態」発言で爆発した日中衝突と、トランプ大統領のゼレンスキーを捨てるウクライナ戦争終息28項目の平和構想発表(22日)が国際社会を揺るがしている中、習近平中国国家主席とトランプ大統領が24日の夜、電話会談したと新華社通信が緊急発表(24日)した。新華社通信の発表要旨は以下の通り。
習主席は「先月、私たちは韓国の釜山で成功的な会談を通じて多くの重要な合意を達成(中略)全世界へ肯定的な信号を伝えた」と話した。習主席は台湾問題に対する中国の原則的立場を説明し、台湾の中国返還(帰還)は、戦後の国際秩序の重要な構成部分だと強調、「中国と米国は過去、ファシズムと軍国主義に一緒に立ち向かい、現在は第二次世界大戦勝利の成果を共同でしっかり守らねばならない」と言った。続けてウクライナに関し、「各当事者が公平で恒久的で拘束力のある平和協定を早期に締結、この危機を根本的に解決することを希望する」と強調した。
トランプ大統領は、習主席との会談が非常に愉快だったとし、習主席の見解に全面的に同意すると言った。また「中国は、第2次世界大戦勝利のため重要な役割を果たし、米国は中国にとっての台湾問題の重要さを理解する」と言った。また、「我々は、大きな絵が描けるようになった、習主席の招待で4月に北京を訪問、習主席は来年末米国を国賓訪問する」と言った。