【映画】『12月の君へ』(韓国)

切なく美しい思春期の葛藤
日付: 2025年11月18日 12時05分

 韓国の人気俳優ハン・ソヒ主演の映画『12月の君へ』が来月、全国で順次公開される。
アジアを代表するインディペンデント映画祭のひとつとして名高い、第24回全州国際映画祭の韓国コンペティション部門に正式出品され、わずか1分でチケットが完売した同作は、役者を夢見る高校生と人気俳優の転校生、孤独を感じる二人の少女が出会い、やがて惹かれ合っていく。高校時代と大人になった現在、時を越えて求め合う女性たちの、切なくも美しい”冬の海での邂逅”を描くラブストーリー。
ハン・ソヒは「夫婦の世界」「マイネーム 偽りと復讐」「京城クリーチャー」など数々の大ヒット韓国ドラマで唯一無二の存在感を放ち、国内外に熱狂的な人気を誇っている。スクリーンデビュー作となる本作では、子役出身で人気俳優の転校生ソルを演じ、繊細かつ深みのある演技で新境地を開いている。ソルと運命的に出会い、ひかれ合う俳優志望の高校生スアンを演じるのは、”韓国映画界の秘宝”とも称される実力派ハン・ヘイン。二人がつむぐのは”友情”と”恋”の狭間で揺れながらひかれ合い、やがて離れ離れになった少女たちの物語。
ストーリーは、俳優を夢見る高校生スアン(ハン・ヘイン)の前に、都会から美しい人気俳優のソル(ハン・ソヒ)が転校してくる。煌びやかな世界で自分を見失ったソルの心は、スアンの青く燃えた演技に惹かれていく。放課後、冬の海でサーフィンをした二人は、冷えきった体を炎の前に寄せ合い、互いの孤独に触れながら心を通わせていく。しかし、思春期の揺れる想いは「友情」と「恋愛」の狭間ですれ違い、ソルはスアンの前から姿を消してしまう。
成長して人気俳優となったスアンは、あのとき伝えられなかった想いを胸に、今もなおソルの面影を探し続けている。そしてある寒い雪の日、彼女はふたたび、冬の海へと向かう。

公開=12月5日(金)東京・ホワイトシネクイントほか全国順次公開。
公式HP=https://www.ellesfilms.jp/heavysno

冬の海で、少女2人が運命的に邂逅。友情と恋愛の間で揺れる©2025 Elles Films Co., Ltd.


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