大韓航空を運営する韓進グループは10月23日、ソウルでグループ創立80周年記念式典を開いた。同グループの趙源泰会長は「1945年の創立以来、『輸送報国』という経営哲学のもと、絶えず新しい物流の道を切り拓いてきた。輸送の本質は物流を通じて世界をつなぎ、新たな価値を創出して社会に貢献することにある。グループ各社が伝統を礎に、世界に愛される総合物流企業となっていきたい」と話した。
同グループの趙顕ミン社長は、100周年に向けた長期ビジョン「グループビジョン2045」を発表。「革新を通じて人類のより良い暮らしと持続的な繁栄を実現し、より良い未来へ世界を動かす」として実現に向けて、「航空宇宙・未来モビリティ・eコマースを網羅する総合モビリティ企業への躍進」「AIを活用した超自律型物流技術による物流技術革新の先導」といった戦略を掲げた。
また式典では、新たなグループCI(コーポレート・アイデンティティ)も披露された。新ロゴは韓進グループの象徴「H」マークに英語名「HANJIN GROUP」と大韓航空の新CI「太極マーク」を並べたデザインで、グローバル市場への未来志向を表現している。