第3Q累計で最大の業績

新韓金融グループ
日付: 2025年11月05日 09時41分

 新韓金融グループの本年第3四半期までの累計純利益が4兆4609億ウォンに達し、過去最高の業績を記録した。株主重視経営を掲げる晋玉童会長の戦略が、業績と株価の上昇を牽引したとの評価が出ている。
晋会長は10月23日、ソウルで開かれた「新韓グローバル経営研究会(SGMA)」で「就任当時3万5000ウォン台だった株価が7万4000ウォンにまで上昇した。在任中に必ず株価を引き上げるという目標のもと、四半期ごとに自社株を消却している」と明らかにした。
新韓金融は実際、国内の金融持株会社として唯一、3年連続で自社株を定期消却している。晋会長は「韓国の企業史上、これほど長期的に自社株を買い入れ・消却した事例は新韓だけ。それでも現在の株価は依然としてPBR(株価純資産倍率)0・63レベルにとどまっており、まだ過小評価されている」と説明した。
新韓金融の第3四半期純利益は1兆4235億ウォン、累計では前年同期比10・3%増の4兆4609億ウォンを記録。利子収益は2兆9476億ウォン、非利子収益は9649億ウォンで、それぞれ前年同期比3・2%、6・4%増加した。 
晋会長は「新韓は利益の50%を株主に還元することを目標としており、来年までに5000万株の消却を完了する計画だ」と明かした。新韓金融は第3四半期にも1株当たり570ウォンの現金配当を決議している。晋会長は「新韓のルーツが在日同胞であるという事実は変わらず、その創業精神を全社員が胸に刻んでいる」と語った。

 


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