国際金融都市の競争力を示す「国際金融センター指数(GFCI)」で韓国・ソウル市が世界135都市のうち10位にランクインした。ソウル市が9月25日までに明らかにした。
ソウル市の総合順位は3月に続き10位で、パリ(18位)や東京(15位)を上回った。1位はニューヨークで、2位以下はロンドン、香港、シンガポール、サンフランシスコと続いた。
ソウル市の項目別の評価では、企業環境が9位、人的資源が11位、都市の評判が5位だった。
ITと金融サービスを融合した「フィンテック」分野の取り組みなどの評価では8位となり、過去最高を記録した。同評価でソウル市は2020年27位、23年13位、24年10位と上昇を続けている。
人的資源、企業環境、金融産業の発展、都市の評判などの項目の評価と世界の金融業従事者を対象にしたオンラインアンケート調査の結果をもとに算出される。
同指数は英調査会社のZ/Yenグループと中国総合開発研究院(CDI)が調査し、毎年3月と9月に発表される。
ソウル市は「先端戦略産業の投資誘致を積極的に推進してきた点が金融ハブとして競争力強化の要因になったとみられる」と分析している。