米オープンAI 韓国法人を設立

アジアで3番目
日付: 2025年09月17日 11時16分

 米オープンAIは10日、韓国法人を設立した。アジアでは日本とシンガポールに次ぐ3番目、世界では12番目の現地法人となる。韓国企業が持つ半導体や通信の技術を評価し、人工知能(AI)のサプライチェーン(供給網)づくりで協業を進める。
ジェイソン・クォン最高戦略責任者(CSO)は、大手半導体メーカーのサムスン電子やSKハイニックスとの取引実績やデジタルインフラが整備されていることなどに触れ「韓国はAI開発の理想的な場所だ」と述べた。
オープンAIの対話型AI「ChatGPT」は2022年に公開された後、韓国がアジア最大の市場に育った。直近1年間で利用者が4倍、有料利用者も3倍以上に増えた。開発者向けサービスも韓国の利用者数が世界10位に入る。
オープンAIはすでに韓国最大の対話アプリを運営するネット大手カカオとの協業を進めている。建設や金融、エンターテインメントなど複数の企業がオープンAIの技術を活用しており、さらに提携先を増やす。


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