在日本大韓民国民団東京本部(呉永錫団長)は都内の駐日韓国文化院(朴英恵院長)ハンマダンホールで13日、「韓国伝統婚礼式&韓服ファッションショー」を開催、約300人が会場に詰めかけた。
はじめに、呉団長が開会式辞を述べ、「韓服には本来、春夏秋冬ごとの仕様があるが、自分は冬用のみで通している。最近では韓国でもあまり見られなくなった伝統婚礼式を日本で行うことができ、意義を感じている」とした。
続いて、金昭夫・みんだん生活相談センター所長、金奎卓・東京韓国教育院院長、辺恵聖・在日本大韓民国婦人会東京地方本部会長、金淳次・東京韓国商工会議所会長らが祝辞を寄せた。関係者あいさつの後、公演の舞台に移った。
オープニングでカヤグム(伽耶琴)の演奏、セタリョン(鳥打令)の舞踊が行われ、現代風にアレンジした扇の舞が披露された。メインイベントの「韓国伝統婚礼式」では、在日女性と日本人男性の実際に夫婦である2人が伝統衣装を身にまとい登壇、互いの両親も壇上で婚礼を見届ける演出があった。呉団長が仲人役をつとめるかたちで、伝統婚礼式が再現された。朝鮮王朝時代の婚礼式を模した当日の進行では、新郎新婦がそれぞれ拝礼を行い、両親や仲人と盃を交わす回数などが、厳粛に定められていた。
もう一つのメインイベントである「韓服ファッションショー」では成人式で着用される韓服や、ブライダルシーンで用いられる韓服など日本であまり見られる機会がない韓服を筆頭に、多種多様で鮮やかな韓服の世界に観客を誘った。
13日、駐日韓国文化院で開催された韓服イベントは幻想的な演出で観客を魅了した