7月28日、東京・四谷の東京韓国文化院ハンマダンホールで、駐日本大韓民国大使館主催、東京韓国教育院主管による中・高校生を対象とした「第5回首都圏1都3県中・高生KPOPカバーダンス大会」が開催された。
このイベントは、日本の中・高校生にKPOPを通じて韓国への興味や関心を喚起し、韓国語や韓国文化の普及に資することを目的としている。さらに、KPOP文化コンテンツを活用したイベントを通じて、韓国政府の海外教育機関である韓国教育院のブランド向上およびイメージの強化を目指すもの。毎年注目を集めるこの大会は、若者たちのKPOPへの情熱とダンスパフォーマンスを披露する場として、重要な役割を果たしている。
開会の挨拶で東京韓国教育院の金奎卓院長は、「予選を通じて韓国への関心が高まっていることを強く感じた。両親、先生、友達に、”ダンス大会に参加するという素晴らしいチャレンジができた”と話せるように頑張って欲しい」と話した。
東京、神奈川、千葉、埼玉の各地域から予選を勝ち抜いた20組の中・高校生が出場し、圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた。参加チームは、人気KPOPグループの楽曲に乗せて、息の合ったダンスと独自の表現力で観客を魅了。趣向を凝らした衣装や振付けでステージを彩り、応援の声や拍手が鳴り止まなかった。割れんばかりの声援と拍手が会場を包み、舞台と客席が一体となってイベントを盛り上げた。
大賞に選ばれたのは千葉県立柏井高校のダンスチーム「Vibelles」によるパフォーマンスだった。人気KPOPグループSEVENTEENのヒット曲「Maestro」に合わせたダンスを披露。洗練された振付けとエネルギッシュな踊りで、会場を一気に自分たちの世界に引き込んだ。曲の持つドラマチックな雰囲気を完璧に再現し、観客を魅了した。大賞発表の瞬間、仲間たちと抱き合って受賞の喜びを爆発させた。
優秀賞には千葉県立松戸馬橋高等学校の「Soleil」、人気賞には埼玉県立草加西高等学校の「Rabiduskats」、審査員賞には東京都立国際高等学校の「AMORA」、千葉県立松戸馬橋高等学校「Luna」、韓国教育財団賞には千葉県立木更津東高等学校の「M&L」、特別賞には千葉県立松戸馬橋高等学校「VENTO」がそれぞれ選出された。
KPOPカバーダンス大会は音楽とダンスを通じて若者たちの夢と情熱を育み、韓国文化の魅力を広める場として、そのプレゼンスがますます高まってきている。
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大賞に選ばれた「Vibelles」によるダンス
受賞の瞬間、仲間たちと抱き合って涙する姿も見られた