来年度最低賃金前年比2・9%増

17年ぶり労使合意
日付: 2025年07月23日 11時23分

 韓国の労使双方と有識者で構成する最低賃金委員会は10日、2026年度(1~12月)の最低賃金を今年より2・9%増となる時給1万320ウォン(約1100円)とすることを決めた。労使の合意によって実現した。合意で最低賃金が決まるのは08年以来、17年ぶりとなる。
26年度の最低賃金は月額(月209時間労働)に換算すると215万6880ウォンとなる。引き上げ率は今年度(1・7%)や21年度(1・5%)より高いが、依然低い水準にとどまっている。
最低賃金委員会は最低賃金法に基づき、26年度の最低賃金案を雇用労働部に提出する。雇用労働部は8月5日までに26年度の最低賃金を確定・告示し、26年1月1日から効力が発生する。


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