消費クーポン申請開始

使い勝手悪く「不便」の声も
日付: 2025年07月23日 11時20分

 李在明政権で初の大規模な景気浮揚策「民生回復消費クーポン」給付の申請受け付けが21日から始まった。
1人当たり給付額は、所得上位10%が15万ウォン(約1万6000円)、一般国民が25万ウォン、低所得層・ひとり親家庭が40万ウォン、基礎生活保障(生活保護)受給者が50万ウォンで、所得上位10%以外は2回に分けて支給される。
給付対象は全国民だが、申請手続きが必須となっている。
外国人は原則的に給付対象から除外されるが、韓国人が含まれる住民登録票に登録されており健康保険や医療保険に加入している人、永住権者、結婚移民者、難民認定者のうち、健康保険や医療保険に加入している人は対象となる。
行政安全部によると、1次申請期間は同日午前9時から9月12日午後6時までの約8週間で、オンラインとオフラインの両方で受け付ける。1次申請後に支給される金額は所得上位10%と一般国民が15万ウォン、低所得層・ひとり親家庭が30万ウォン、基礎生活保障受給者が40万ウォン。これとは別に首都圏(ソウル市・京畿道・仁川市)以外の住民には3万ウォン、農村・漁村など人口減少地域の住民には5万ウォンが追加支給される。
給付金の使用期間は申請翌日から11月30日まで。
所得下位90%を対象とする2次申請の受け付けは9月22日から始まり、一律10万ウォンが支給される。
一方、クーポンが使えるのは申請者が住む地域の市場やレストラン、個人商店などに限られ、百貨店や大型スーパー、自宅から離れている場所にある店舗で利用できないなど制限が多い。また、自ら申請が必要なことから「不便だ」との声も上がっている。


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